あしたはきっと…
プロット
日本
05月19日 2001 上映
きみとまた
プロット
日本
08月18日 2023 上映
きこえなかったあの日
プロット
日本
02月27日 2021 上映
燃えつきるまで
プロット
アメリカ
11月29日 1986 上映
また、あなたとブッククラブで
プロット
アメリカ
12月18日 2020 上映
水もまた燃える
プロット
トルコ・西ドイツ・日本合作
01月01日 1987 上映
本站關於電影海報,預告,影評,新聞,評論的綜合性電影網站,我們提供最新最好的的電影以及在線影評,業務合作亦或意見建議請電郵我們。(Copyright © 2017 - 2020 KKTM)。聯絡我們
きっと、またあえる評論(15)
ストーリーからして韓国で大ヒットした「Sunny」を連想させる。
最後に頼れるのは、喜びも悲しみも分かち合い、同じ釜の飯を食った仲間たち。
IITSボンベイ校の学生からして「どこが負け犬なんだよ!」とツッコミたくなるが、負け犬かどうかは他人が客観的に判断するものではなく、自分自身がそう思うか否かの問題。(勝負の結果云々ではなく)そこから抜け出す努力を自らが評価、納得できるかのプロセスの問題だと説く。
インド映画にはやっぱり音楽とダンスは大事な要素。
入学年次を超えた友情って、日本ではあんまりないなあと。年功序列のマイナス面かも。
7人がそれぞれ個性あり、表情がとても豊か。
昔も今もステキな仲間たち。
嫌なことがあっても、また良いことがある。
やや長いけれど次から次への展開が飽きない。
昔の彼がどんなになって登場するのか、楽しみだった。
ーボンベイ工科大を卒業したアニの現代パートと、おバカだが、愛しき仲間たちとアニの学生時代を描いた過去パートを行き来しながら、物語は進む。-
■印象深きシーンもしくは構成
1.現代パートのアニはエリートサラリーマン。
息子ラーガヴは大学受験目前でピリピリしている。
アニは妻、マヤとは離婚している・・。
家具調度品、車は高級だがどこか寒々しい雰囲気。
アニはラーガヴに気遣い、”合格した時に飲もう!”と高級なワインを買ってくるが・・。
ーアニは、所謂 ”無自覚の自己愛” の人なのだろうなあ・・。息子を励ます言葉や態度は、実は自分を愛するが故に出てしまうのであろう・・。それが息子に”無言のプレッシャー”をかけている自覚なく・・。
マヤとの離婚の理由も、その辺りが原因だろうと推察。ー
2.過去パートのアニは、見事、名門ボンベイ工科大入学後、籤により、H4寮に入寮するが、そこは”負け犬”の巣窟だった・・。
―この映画の一番の魅力は、過去パートに登場する数々の負け犬たちの”キャラ”がしっかりと立っており、彼らとアニとマヤとの交流が、実に面白い。
そして”寮対抗スポーツ戦”(と言っても、チェスやキャロムなども競技としてある)を通じて、彼らの友情、結束力が深まって行く様を巧みに描いているところだろう。-
◆登場する”負け犬”たち
1)セクサ:エロさ全開のぽっちゃり青年。外国のエロ本収集は金に糸目を付けず、AV鑑賞会(そんなのあるのか!)では、座主のようにどっかりと特等席に陣取る。彼の演技力には、随所で笑わされる。
2)マミー:直ぐに涙目で”マミー・・”と呟いてしまう、マザコン青年。ボードゲームの”キャロム”が得意。
(初めて知ったゲーム。ビリヤードの棒なし卓上バージョンみたいな感じである。今作では、他にもインド国技のカバディなどが登場する。)
3)へべれけ:その名の通り、常にへべれけだが、チェスがとても強い。風貌も”こんな先輩、沢山いたなあ・・”というロンゲ、ヒゲ・・。しかし、男気あり。
4)アシッド:毒舌男。入学時は神童の面影を残すが、大学に入学したら、自分以上の天才がたくさんおり、屈託から毒舌になったらしい・・。
(いたなあ・・。けれど彼の魅力はその事実を自覚しながらも、”虚無的”にならなかったことだろう。)
5)デレク:且つて、”優秀な人々が暮らす”H3寮への転寮を断った、スポーツ万能の頼れるイケメン兄貴。
(メインストリームに媚びない姿勢が実に格好良い。”デレクスペシャル”を一緒に飲んで朝まで語り合いたいタイプである。)
6)若きアニ:イケメン、スポーツ万能。
”寮対抗スポーツ戦”で万年最下位だったでH4寮を率いる戦略策士でもある。
<特別な人>
・マヤ 工科大では、稀な美女。
(アニ含め暑苦しき男たちが直ぐにご執心になる気持ちが良くわかる。徐々に、何事にも、一生懸命なアニに惹かれていき・・。しかし、アニとの結婚式の仲人がアシッドとマミーって・・。大丈夫だったのか?)
3.上記の現代パートで起こった悲劇に、過去パートのアニの且つてのキャラの濃い親友たち(そして、今や皆さん、お偉いさんぽい・・)が、仕事を放り投げて集まり、自分たちのオバカだが、熱き学生時代の出来事をラーガヴに熱く語る。
取り分け”寮対抗スポーツ戦”の数々の”負け犬”たちが戦うシーンの語りが
ー映画はここがメインで描かれる。ー
”生きる気力を失いかけていた”病室に横たわるラーガヴに勇気を与えるシーンは可なり沁みる。
そして、冷え切っていたアニとマヤの関係性も・・。
4.ラスト、”負け犬”達の励まし(デレクは”禿増し”・・。すいません・・。)により、心身ともに復活し、見事に志望校に受かったラーガブの希望に満ち溢れた顔がとても眩しく・・。
<前半は、コメディタッチ色が強く、後半はそのトーンを維持しつつ、H4寮の負け犬たちの戦う姿と熱き友情を育む姿と、現代パートとを絶妙に組み合わせた”人生賛歌”作品である。>
■エンディングの”LOSERS'PARTY”の映像を彩る「心配するな」の歌詞が素晴らしいです。 入場時、係の方がくれたカードに歌詞全文が掲載されていたので、特に印象的な言葉を記します。
ー心配をして、何が得られる。死ぬ前に死んでしまうだろう。
・・・ただ、食べろ 飲め 生きるんだ。なぜなら人生は短いのだから。
ほらほら、愚か者 心配するな。何でも起きることはそのままでいい・・。
そのままでいい・・。-
これだけでも観た価値有りでした