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オアシス スーパーソニック評論(20)
結成直後のセッションで演奏してるのが「All Around The World」だったり、oasis好きにはたまらないシーンが多い。
改めて思うのは、oasisは唯一無二のロックバンドだったということ。あんなに短期間に作成した2枚の名盤、スキャンダルの数々…、危うさを有しながら一気に駆け抜けたんだな。
曲は聞くけどあまり彼らを知らないまま鑑賞しました。
オアシスがいかに偉大でバカで最高なのか素人ながら実感する事ができました。
売れないバンドがイギリス、世界の頂点まで駆け上がっるまでを本人たちのナレーションと当時の映像、名曲に乗せて疾走感と当時の熱を追体験できます。
音楽関係の方だけでなく、インディーズで頑張っている全ての人達に勇気と希望を与えてくれると思う。マネはできそうにないけど・・・
彼らのハチャメチャぶり、兄弟の確執、メンバー関係など知ってる人はより深く、知らない人は新たに知れる機会だし、ドキュメンタリーとしてもいい作りだったと思う。
エイミー・ワインハウスの半生を撮ったドキュメンタリー「エイミー」も壮絶だったけど、本人が亡くなっているため、残された関係者の体験談や意見のみなので、見ていて違和感があった。
本人の気持ちなんて本人しかわからない訳で他人が「あの頃はこう思ってただろうな」なんて言ってもそれはあんたの考えでしょ?と感じることが多かった。
本作はメンバーが存命なので生の意見が聞けてしっくりきた。
なんでこんなに成功したのか?奇跡か運命か科学ではまだ証明できない、作り物の流行りとは違った何か得体の知れない心の力を感じる作品でした。
劇中セリフより
「大事なのは缶詰の中の豆だ」
何処で売っていようが、ラベルが綺麗だろうが中身が一番重要
内側が良ければ外側はどうでもいい。彼らの曲は内から沸き上がり意味不明でも心に響く。本当にいいものは理屈じゃなくて心と心を共鳴させてくれるものなのかも知れない。