東京カウボーイ
プロット
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06月07日 上映
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ザ・ファーム 法律事務所評論(10)
法律事務所とは紛らわしいサブタイトル、流行の法廷ミステリーではありません。それにしてもすごいプロット、FBIとマフィアを手玉に取るとは大胆不敵、この点ではジョン・グリシャム原作小説を遥かに凌駕してしまった。奥さんが裏で活躍するところもキャメロン監督のおはこを取ってしまった感がある。
映画の冒頭から主人公(トム・クルーズ)はハーバード・ロースクール出の秀才と持ち上げられるが映画を見れば本当の切れ者と納得できる、ミッション・インポッシブル前なのでスーパーヒーローではないが通りでいきなりバク宙して見せたり全力疾走と身体能力の高さは垣間見られる、若気の至りはあるものの好青年を貫いて好感度アップだろう。
ジーン・ハックマンやエド・ハリスは存在感だけでも映画に重みが出るから不思議だ。シドニー・ポラック監督もベテランだし男女の機微や社会性、娯楽性までお手の物。支えるスタッフもプロ中のプロばかり、ジョン・シールの撮影も上手いしデイブ・グルーシンのピアノが効いている。気づけば2時間半の長編だったがプロの造りなので退屈はしなかった。
渋い俳優を豪華に揃えているのがかえって残念。やたらと長いのもマイナス。トム・クルーズなのでもう少しスカッとしたアクションで攻めて欲しかった。
ハーバード卒の若き弁護士の卵は、売り手市場就職の末入った「ファーム」はとてもリッチな会社!奥様はすぐには怪しい雰囲気に気付いたが、ご本人はただ仕事に忙殺され、考える暇もなかった。ある日の出張をきっかけに、秘密のファイルを…
FBIでもなく、ファームでもなく、自分の力で事件をコントロールし、解決していく。奥様は内助の功で良かった。
さすがに名監督という印象。長編を手際よくまとめた感じ。
若きトム・クルーズは華のある演技でかっこよかったが、ハックマンが渋く良い役だった。めっきり悪役が多いし。奥さんは、どこかで見たような。調べたら「FBI異常犯罪」でした。