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人生の運転手(ドライバー) 明るい未来に進む路評論(1)
Things changes in this world all the time, whether you like it or
not. Life is like taking a bus. It's no big deal if you take the wrong
bus. Just get off and get back on right one. You'll get to your
destination eventually. You've got time to take a few buses and
enjoy the view.
元カレが結婚した女性が綺麗でも、その反対にこころが腐りきっていていて、その人が中国本土出身でしかも彼女、どこかの書記長の妹さんに横顔のすまし具合がクリソツって...
この映画『人生の運転手(ドライバー) 明るい未来に進む路』の "明るい未来に進む路" ってどの口が言わせるのか知らないけれど、 元カレのジーコウと結婚した性悪女(失礼)のケイケイの元カレが出てきたあたりから話がややこしくなり、予告編なんかを見て思っていた活発で明るいイメージとはかけ離れた暗い、どちらかというと陰湿さがスレッドに目立つものとなっている。
なんかこの映画はおかしい。ソックが人生をやり直すためにバスのドライバーになるのに苦労するのかと思っているとあっさりとなってしまうし、それならドライバーとして悪戦苦闘ぶりを描くのかと思えばそうでもない。
中盤からはケイケイにリベンジする元カレの話が中心になるし、最後の解決の仕方はやりすぎで映画としたらキモさも感じる。
全体としてはサブプロットが多くて話がアチコチに飛ぶし、まとまりのない映画と言えるかもしれない。そのまとまりのなさは、予告編では広東語なのに鑑賞したのがリップシンクを使ったマンダリンだったので微妙な口と声がシンクロしていないところや特に脇役の人の声と顔が全然あっていなかったから余計に違和感が増してくる。
それとソックの実家の大きな家を見た瞬間になぜ彼女はバスドライバーに敢えてなる必要があるのかわからなくなるし、映画のお題目が消し飛んでどっかへ行ってしまっている。
クッシュマン&ウェイクフィールドによると銅鑼湾 (コーズウェイベイ)は2018年にニューヨークの5番街を抜いて世界一となっているけど一般の方が住むとしたらニューヨークは依然として香港よりも高いけど、収入と土地価格や家賃を比べると香港の方が歴然として一般市民の負担は大きい。その香港の若者を題材にした住宅事情を描いたドキュメンタリーでは主人公が住む場所を見つける過程などを見ると生活するにはとにかく若者にとっては悲惨さだけが印象に残っている。
バスをテーマにした映画としたら2003年の香港映画『忘れえぬ想い』があるけど、こっちの方が内容が違えども見る価値を見つけるのは早い。