82年に公開され大ヒットした「少林寺」の続篇。中国の伝統武術を継承する〈少林派〉と〈武当派〉の対立、両者が協力しての匪族一味との闘いを描いたクンフー・アクション。製作総指揮はリュー・イェット・ユエン、製作はフー・チーとラオ・フォン、監督はチャン・シン・イエン、脚本はホー・シュー・ウワとリュン・チ・キュン、撮影はチャウ・パク・リン、出演はリー・リンチェイ、フー・チェン・チァン、ユエ・ハイ、ティン・ナンなど「少林寺」のスタッフ・キャストのほかに、ヒロインがファン・チュウ・イェン、本国での題名は「少林小子」。
少林寺2評論(4)
男ばかりの棒術一家と女ばかりの剣術一家の話。もう読めますよね、その通り(笑)悪役は寄り目の藤井隆、こいつも達人です。
ラストの大乱闘が圧巻です。中国武術の真髄ここにありって感じです。ここ見るだけで大いに価値あり!
しかし、ラストの大乱闘はやはり凄い。
女傑に強い男を見せつけたり(笑)
ありがちなシーンには目をつぶろう。
川を挟んで繰り広げられる武当派と少林派の家族の日常風景の三文芝居は低質でくだらない。物語もくだらない。最初の10分でもう飽きているのに、こんな場面が延々続いていると苦痛にすら感じられる。ちなみに中国語での題名は『少林公子』であり、少林寺はこの作品には登場しないのにも裏切られた気分になる。
ただし格闘場面は熟練した者たちの本物の演舞が見られるので華があり、見所はこれ。最後の20分ほどは息もつかせぬ華麗な場面の連続で、ここだけを観ればよい。苦痛を押し殺して長い時間を我慢してやっとたどり着くその場面だが、鍛えられた人間の動きの描写は素晴らしい。