他人と一緒に住むという事
プロット
日本
12月02日 2023 上映
空に聞く
プロット
日本
11月21日 2020 上映
ショーシャンクの空に
プロット
アメリカ
06月03日 1995 上映
きみに読む物語
プロット
アメリカ
02月05日 2005 上映
シャンプー台のむこうに
プロット
イギリス
12月15日 2001 上映
きみに微笑む雨
プロット
韓国・中国合作
11月14日 2009 上映
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空に住む評論(20)
殆ど全ての役者さんが良かった。
だがだがだが。ミリヲタ理系脳のオッさんには、中々に相当わからない。マジで、火葬後の宇宙の話しとか、本格的に意味不明。主人公の人格が一本につながらないんですから。やっぱり女性心理は苦手ですw
と思ったら。
青山真治さんじゃ、あーりませんか!
通常運転ですやん。
男性諸君は、デート映画で彼女に誘われたら付き合いましょう。不快でも苦痛でも無いけれど、刺さりませんでした。ごめんなさい。
それと合わせて、金持ちの生活が描かれてるのもいいのね。貧乏くささがない。ヨーロッパ映画みたいなお洒落な感じもあるのね。
最初に多部ちゃんと岩ちゃんが部屋で話をするとき、二人のアップでカットが切り替わってるのみて「ゴダールみたい」と思ったの。部屋の灯りの感じがなんかそれっぽかったのかな。あと多部ちゃんの顔が実はヨーロッパっぽいの。
台詞が浮いてるのもいいんだよね。「日常で、そんな話し方しないよね」っていう話し方をするの。映画らしい映画っぽい。
エンディングテーマが三代目なんだけど、そこはどうかと思ったな。そこまで締まってた映画が、そこだけ緩んだ感じしたからね。
「何を言ってるか解らないけど、お洒落なこと言ってるんだな」って脚本だったから、これは青山監督の作・演出だと思ったのね。そうでないとOKでないだろうって。それでエンドロールみたら原作あるんだね。それに池田千尋さんが脚本で入ってる。
「原作はどんなんだろう」って読んでみたんだけど、原作はつまらないね。そこから設定の一部を借りて、大きく話を作り直した手腕はすごいよ。池田さんがやったのか、青山監督がやったのか解らないけど。
「これだけ話を変えて『原作』っていえるの?」って感じなんだけど、原作者は三代目にも詞を提供してる作詞家なんだね。そりゃ、イメージだけ残ればいいか。
筋を追いかけようと思って観たらつまらない作品だけど、フワフワした感じを楽しもうと思えば面白いんじゃないかな。
「スポンサー三代目なんじゃ?」っていうのは気付くとちょっとイヤになるけど、観てるときは気付かなかったから良かったよ。
富裕層になって友達と楽しく遊んだっていずれ飽きる。何も残らない。
そういう人間関係はいずれ鬱陶しくなる。
本当に大事な事は、自分が大事だと思う事、これこそ人と話したいと思う事を話せる友達が一人でもいる事だ。遊びが上手い友達にはいずれ飽きる。
だから、本当は、そういう友達ができるまで自分を磨く事だ。そういう大事な友達にくだらないと思われないために。
金儲けにほうけている暇はない。
一人でいる事が辛いって?
つまらない友達といる事と一人でいる事どちらがつまらない事だろう。
愛子という人はこれから苦しむ事になるだろう。性善説は正しいから。
人は自分にとって悪い事はできないから。
愛子のした事は、周りに迷惑はかけてないかもしれないがただひとり、自分にとって悪い事をしている。
ヒトラーみたいな本当の悪人しか悪魔と魂を引き換える事はできない。
自分がヒトラーみたいな本当の悪人か考えた方がいい。
それと本当の金持ちはタワーマンションには住まない。
そんな不器用な(完璧な人はいない、という意味)人の話だった。
多部未華子さんの、海でのシーンで、溜まった涙が落ちる前に、カットが変わった。涙を流すところは見せてくれない。
親が亡くなり愛猫を失った悲しみを、口にしないし態度にも出さない、そんな「雲みたいな人」もごくごく小さい声で叫んでいる。
そんな声に耳を傾ける、とても優しい映画だった。