バタフライ・エフェクト2

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名作The Butterfly Effectの続編。ただ名前だけ借りた駄作だった。前作の持つ深いストーリー性は全て取り払われ、主人公はただただ自分の利益のために好きなとき好きなように過去に戻れる。そしてバタフライ現象も大して起きてない。予想を超えた超駄作。最後だけ恋人救って死んだみたいな辻褄合わせになってることや、子どもが能力引き継いだというあるあるの続編ひっぱりもひどい。ぶっちゃけ内容覚えてないほどの作品。1がおもしろかったから観ようと思っている人、観ないで下さい。

「バタフライエフェクト」は社会問題も取り込み、よく作り込まれ、どうにかして周りの人を救いたいという強い気持ちが切なく感動しました。映像も美しかった。
なのに「バタフライエフェクト2」は何これ？レベルで悲しくなりました。続編だと思ってはいけないですね。
あまりに荒い筋、他人を救うためじゃなく私利私欲に走り乱用、1人の人を愛し続けることもない。映像もテレビドラマみたいで、何だか安っぽい。
「これ監督も脚本も撮影も別人では？？」と思ったら本当にそうでした。
当たったから続編として制作したら金にはなるだろう、という目論見？

前作『バタフライ・エフェクト』が良すぎたために、この映画のダメぶりに嫌気がさしてしまう。なぜか『タイムマシン』のように死んだ人間を事故の前の時間に戻してやり直すというプロットをそのまま使っただけのような気がする。『バタフライ・エフェクト』の良かったところは、幼少期における記憶喪失の部分が徐々に解明されたり、時間を戻る際にはその記憶喪失の部分という緻密なプロットが効いていた点だ。

自分が出世していたり、大得意先のセクシーな娘とおいしい関係になっていたりと、都合のいいことが多すぎ。たしかにその代償はあるのだが、その程度のパラドクスは『BTTF２』なんかで使われてきたプロットだ。『バタフライ・エフェクト』のラストのような虚しさも感じられないし、自己満足なストーリーはやめてもらいたいものだ・・・

前作が良すぎたので本作が駄作に思えるけれど
まぁ比べなければそこそこ。

続編は失敗する良い例。

がっかり。