インドシナ劇情

仏領インドシナを深く愛したフランス人女性が母として支配者として悲しい運命を辿っていく姿を描く一大歴史絵巻。監督・脚本は「罪深き天使たち」のレジス・ヴァルニエ、製作はエリック・ウーマンとジャン・ラバディ、共同脚本はルイ・ガルデル、エリック・オルセンナ、カトリーヌ・コーエン、撮影は「夏に抱かれて」のフランソワ・カトンネ、音楽は「ヘンリー五世(1989)」のパトリック・ドイルが担当。

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インドシナ評論(10)

Brpgisoont
Brpgisoont
カトリーヌ・ドヌーブの美しさは衰えず安定の貫禄。ストーリーにふさわしい。
veoyfcp
veoyfcp
インドシナとは今のベトナムのこと
戦前の日本では仏領印度支那と書いたようです
略すと仏印
そう教科書に載っている仏印進駐とは、日本軍が本作で描かれたベトナムに軍事進出をした事を指します

冒頭で切り離せ無いものの例えとして男女の仲と同様にフランスとインドシナの関係だと主人公が語ります
だがラストシーン近くで彼女はインドシナから去って行くのです
インドシナがフランスの植民地となったのは、日本で言えば幕末の頃
まかり間違えば本作の舞台は日本になっていたかも知れないのです

物語は冒頭の水上葬式のシーンは1920年頃、次のダンスシーンは1930年頃、つまり昭和の初め頃です
主人公がインドシナを去るのは1940年頃でしょう
この直後に日本軍はこの国に進駐してくるのです

フランス植民地政府の統治を認めたままの軍事進出ですから、当時の日本のお題目であったアジアの民族解放とは矛盾する事態を露呈してしまいます
それが結果的に日本と米国の戦争の導火線となります

同じようにフランスもまた矛盾を露呈していたことが本作のテーマでもあります
エアリーヌとカミーユの母娘が同じ男性を愛す物語はインドシナへのフランスの複雑な感情を投影したものでしょう

冒頭の主人公はフランス植民地帝国の考えそのものです
カミーユの結婚相手のタンはパリに留学して帰国した時、こう語ります
パリで自由と平等を学んだと
そして主人公エリアーヌはフランスの理想とインドシナでの現実の乖離を知ります

エリアーヌが惹かれたフランス海軍士官のジャンはフランス本国そのものの象徴です
アジア的な正邪をあやふやにする考え方には染まりたくないと杓子定規に親子の乗る船を焼き払います
しかし彼は自分勝手で、その時の激情だけで短絡的な行動を起こす単純な人間に過ぎないのです
フランス人たろうとするプライドはその程度のものに過ぎないと描かれます

エリアーヌはフランスの植民地人そのものです
私はここで生まれ育ったアジア人だといいます
そして彼女は他民族の国家を植民地にして、その王族の遺児を愛情を持って美しい女性に育て上げたのだと自負しています
フランスの自由、平等、博愛の精神は彼女が心血を注ぐゴム園では怪しい実態も描かれ、彼女はその現場で何も疑問も持たないのです

その娘カミーユはベトナムの象徴です
彼女も当初はエリアーヌの愛を感じて生きてます
しかし彼女は言葉も生活も全て祖国の伝統から切り離されて何も疑問もなく生きているのです
そして不幸な事件が起こり、それを切っ掛けにこれらの矛盾が一斉に露呈するのです
最終的にカミーユは自身が何者であるのかを自覚しエリアーヌから自立します

フランスの植民地経営に結託している特権階級の屋敷を共産主義者が焼き討ちするシーンはさながらフランス革命での民衆の蜂起を思わせます

ラストシーンはベトナムがフランスからの独立を勝ち取った1954年のジュネーブ会談の会場となるレマン湖畔です
そこでカミーユの産んだ赤ちゃんが成人した姿でエアリーヌとともに登場します

エリアーヌは彼を伴いフランス本国に引き上げたのです
つまりフランスはインドシナの植民地を失ったのです

彼女の産んだフランス人とのハーフの子供エティエンヌはエアリーヌに母はあなただけだと言います
カミーユに会い本当の母に息子ですと名乗りでて今さらどうなるのかと

つまりエティエンヌは思い出の中だけに残されたインドシナの象徴であり、それはフランスの自由と平等と現実の植民地帝国との矛盾の象徴であるのです

製作当時、カトリーヌ・ドヌーヴ49歳
シーンによってはそれなりに老けています
しかしそれでも圧倒的な美しさです
これこそ大人の女性の美しさです
彼女の凛とした美しさが2時間半も大作を片時も飽きずに牽引してラストシーンまで連れて行ってくれました

テーマの重厚さ、巧みなストーリー構成
カトリーヌ・ドヌーヴの美貌と演技
そして美術、衣装、美しいベトナムの山河
カメラはそれらを見事な迄に美しく撮っています
これこそ傑作と言えるでしょう

21世紀に生きる我々は冒頭のシーンからちょうど100年、ラストシーンから65年の未来に生きてます
単なる遠い国の昔の物語でしょうか?

このベトナムはその後数奇な歴史を辿り、米国が介入したベトナム戦争を経て、米国の矛盾を露呈させました

そして21世紀の現代
南シナ海の人工島を巡る中国の横暴な振る舞いは
平和勢力とかって自負した共産中国の矛盾を露呈させています
その海はジャンとカミーユがさ迷った海のすぐ先なのです
もっと言えばその矛盾は1979年の中国がベトナムに侵攻した共産主義国同士の戦争で露呈していたのです

インドシナ
それは関与しようとする国の矛盾を露呈させる土地なのです
mbhhas
mbhhas
仏統治下のインドシナ(現ベトナム)を舞台に、ゴム園経営主のフランス人母、ベトナム人の養女、彼女達2人を愛したフランス人将校の3人を軸に歴史の大渦に巻き込まれながら逞しく生き抜いた人たちのお話です。ストーリー・出演俳優・映像、すべてがお見事といった表現が当てはまるのではないでしょうか。2時間40分超えの大作は連続大河ドラマ1本分を凝縮したような見応えです。養女の実両親の葬儀から始まり、彼女自身が個を犠牲にし、自らの志に従い行動するまで。そんな彼女をひたすら愛し見守り続ける養母。養母役カトリーヌ・ドヌーヴの凛とした美しさ聡明さにもとても惹きつけられます。そして、先に観た「ミス・ポター」の美しい湖水地方とは対照的に、混沌とした海原をはじめとするインドシナの大自然は暗黒の時代の象徴であるかのように威厳と何かおどろおどろしさが漂っていて、怖かったです。
Elldnfhelpu
Elldnfhelpu
ベトナムの自然がとにかく美しい。解説を読んでもピンとこないが、ベトナムの地を愛した女性というよりは娘を心底愛していたとしか感じ得なかった。壮大なストーリーとなってはいるものの人物の繋がりを描くのが下手な脚本であり、カミーユがジャンに恋する理由もお粗末すぎる。タンがフランス留学によって自由を学んだという件はよくわかるのだが、その他の人物の心の変化が全く伝わってこない。159分が終った瞬間、南北ベトナムが誕生したのはこういう背景があったのだな、という史実のみが印象に残ったくらいだ。。。
dbnjfo
dbnjfo
昔の映画なので、当時にすればオスカーもらってもおかしくない作品内容だとは思いますが、今見てみると、やはりフランス映画色が強くて、話の展開など、大河にしては少しスムーズ感がない、というところが気になりました。しかし、カトリーヌ・ドヌーブは、やはり超キレイです!

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