スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが自身の故郷である地方都市ウプサラを舞台に撮りあげた自伝的作品で、劇場を営む一族の2年間を2人の孫の目を通して豪華絢爛に描いた全5章構成の群像ドラマ。1907年のクリスマスイブ。少年アレクサンデルと妹のファニーは、劇場主で俳優の父オスカル・エクダールや女優の母エミリーと共に毎年恒例のキリスト降誕劇を上演し、クリスマスを盛大に祝う。ところがその年明けにオスカルが舞台のリハーサル中に倒れ、そのまま帰らぬ人に。夫を亡くしたエミリーは、相談に乗ってくれたベルゲルス主教と再婚することになるが……。第56回アカデミー賞で外国語映画賞など4部門を受賞したほか数々の映画賞に輝いた。1985年に日本初公開。2018年「ベルイマン生誕100年映画祭」(18年7月~、YEBISU GARDEN CINEMAほか)では、全5章・5時間11分のオリジナル全長版でリバイバル上映。
ファニーとアレクサンデル評論(7)
この映画の主人公があくまでファニーとアレクサンデル(ファニー必要か?)なのは、終始スクリーンをうろうろする幽霊の存在で示される。アレクサンデルは動かないはずのものが動くのを見、死者をこの世に見ることができる不思議な能力を持っている。。
『シャイニング』っぽい、、、
まあ映画全体の要素はそれだけじゃなく、ベルイマン監督が銘打つように自身の人生を総まとめしてる内容らしいですから、子どもたちのまわりの大人のドタバタなどヴァリエーション豊かに描かれます。最後ではもれなく宗教がおなじみのテーマとして関わってきますしね。特に(おそらく)スウェーデン土着の宗教の描写が色濃い点では、キリスト教を題材にした他のベルイマン作品と違いが見られますね。
言いたいことはまだありますが、この映画を観たあとでは時間がもったいないのでやめます笑 長いよ!!!面白いけどさ、、