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U.M.A レイク・プラシッド評論(8)
その正体は、大き過ぎるワニのツガイ。
最後には、そのベビーに餌をあげてる、湖のほとりに住む老婆のワンシーン。
え、シリーズなの?
まぁ、普通のパニック映画…
そもそもタイトルの「UMA」とは何だという話だが、これは「ユーマ」と読み、未確認生物のことを表す言葉である。あの「イエティ」や「ネッシー」、「チュパカブラ」などもユーマの一つだ。
少々ネタバレだが、本作のその未確認生物とやらは巨大ワニである。タイトルの「U.M.A」は日本の配給サイドが付けた邦題に過ぎず、特に本編とは関係が無いため気にしなくて良い。ただの巨大ワニが出てくるモンスター・パニックと思えば良いのだ。
本編82分のB級映画だが、よく詰め込んである快作だった。もちろん第ニ作からのシリーズよりかは制作費も高いようで、ケチって製作した感じは一切無いが、何と言っても登場人物の会話が面白い。コントの様にも感じるシーンがあり、犠牲者が出ている巨大ワニの残忍な事件とは真逆のテンポであり、これがクセになる。
また、巨大ワニの決着のつけかたが衝撃的だ。未だかつてこのオチとなったのは無いのではないだろうか。個人的に、「アリゲーター」の第一作と同等に好きなモンスター・パニックである。是非観て欲しい。
残された歯の鑑定にニューヨークの博物館から女性(ブリジット・フォンダ)が派遣されてくる。
監視官(ビル・プルマン)、保安官(ブレンダン・グリーソン)、金持ちのハンター(オリバー・プラット)が加わって捜索が始まる。
登場人物の会話が面白い。