パンドラの箱
プロット
ドイツ
01月01日 1900 上映
魍魎の匣
プロット
日本
12月22日 2007 上映
パンドラ
プロット
アメリカ
10月26日 1951 上映
パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE
プロット
日本
09月28日 2013 上映
ぼのぼの クモモの木のこと
プロット
日本
08月10日 2002 上映
ぼのぼの
プロット
日本
11月13日 1993 上映
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パンドラの匣評論(14)
ずっと日常がスラスラと進む物語。
しかし隔離施設という重い設定の中で、妙に明るい登場人物達というギャップに心地よい違和感を感じる。が、時にその現実の厳しさも交わる、なにか不思議な映画だった。
染谷さんの演技はやはりずば抜けてよかった。物語のオチもよかったが、なにかもうひとつ欲しいというきもちにさせられる。
多くの作品が映画化さますが、実は原作を未読の私には、少し難しい内容ではないか?と思っての鑑賞でした。
しかしそんな不安は一気に払拭される内容。
この映画のメイン舞台である健康道場という結核療養所は、
世間から見れば、隔離された世界です。しかしそのような中でも
主人公の青年「ひばり」が自分の生きがいを見つけることができる希望の世界なのです。
療養所に入所した利助は、そこで出会う人々との交流を通じ「これからの時代の新しい男」
になるという目標見つけ、元気を取り戻していく姿。現代でも通用する生き様のように感じました。
又個性的なこの健康道場への入所患者や、看護師達との日々の会話も、シュールでコミカルでユーモア
たっぷりです。笑える箇所も多く、決して重い、暗い内容だけではありません。
看護師のマア坊役の仲里依紗さん、竹さん役の川上未映子もとてもインパクトがありました。
原作当時の雰囲気を感じさせる凝ったつくり、映像の撮り方、台詞も独特な世界観を演出しており
ある意味古臭くなく、おしゃれな映画のつくりになっています。
音楽も菊地成孔さんということで、映画のながれをさらに盛り上げているように感じました。
人間誰しも死に向きあうことがいずれはありますが、希望という道をみつけたい、と思える作品でした。
何よりキャスト。仲里依紗と窪塚洋介のキラキラした感じは出色。川上未映子と主人公の染谷将太に代役は想像つかない。
隔離世界の異色学園ドラマとして、とても美しい。
主題曲の余韻にずっと浸っていたい感じ。
画面の色合いにとても合っていてきゅんとした!
俳優陣の演じるそれぞれのキャラクターが一人ひとり愛しく思えた。
単調なストーリーにも関わらず飽きずに見いってしまった。とってもいい映画でした。