バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト
プロット
アメリカ
06月25日 1994 上映
バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト
プロット
アメリカ
01月19日 上映
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プロット
アメリカ
11月05日 2016 上映
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プロット
アメリカ
02月12日 2021 上映
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プロット
韓国
09月02日 2000 上映
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プロット
アメリカ
12月20日 2014 上映
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バッド・ルーテナント評論(13)
重い
スッキリ晴れやかになる映画ではないな
~~~
予告編からは
コミカルな内容かと思っていたのですが、
渋みのあるニコラス・ケイジが満載になっていました。
犯人逮捕
警部補昇格→警部昇格
愛する女性が新たな命を宿す
しあわせは一瞬の幻
いつも残るのは孤独だけ
出世しても
家庭的な幸せに恵まれても
けっして満たされることのない喪失感
それでも彼は生きていく
生への執着もみせる
死んでるように生きている
そこに生の煌きはみられなかった
☆彡 ☆彡
ニコラス・ケイジが
そこにいるだけで漂う存在感
練りこまれた脚本
隙のない演出
ラストに浮かべた笑みは
未来への希望だったのだろうか
未来への絶望だったのだろうか
どこか普通じゃない人間の生き様を描くことで、この世の真理の一端を垣間見させるような作風の多いヘルツォーク監督だが、これほどコミカルな彼の作品は初めて観た。さすがに名匠というだけのことはあり、ストーリーも表現手法もたんたんとしてはいるが、質感の良い作品に仕上がっている。ラストシーンのほのぼのとした感じも良い。思わず、結局人間ってこんなもんだろうなと感じさせてしまう。
刑事なのにめちゃくちゃ、やりたい放題。どんどん壊れていくニコラス・ケイジが面白くてしょうがなかったです。
悪いやつなのに、完全な悪じゃない。しかも、それがニコラス・ケイジが演じるからこその憎めないキャラクターというのが最高にはまり役でした。
しかも、悪い奴なのにぽんぽん順調にことが進んでいくさまが、
巨匠ヴェルナー・ヘルツォークならではの皮肉がたっぷり含んであるようでよかったです。この映画は北野武さんとかに観ていただきたいですね。
この単純じゃない人、とか人生とか最近日本の単純なドラマばかり見てた私にとっては、衝撃度がすごくて新鮮でした。
映画ってやっぱりすごい超オススメです。
あと、ニューオリンズっていうのはジャズの発祥の地らしく、
ニューオリンズが舞台なだけあって、
音楽がかっこよかったです。
太りすぎたヴァル・キルマーはご愛嬌。
エヴァ・メンデスもはまり役でよかったですよ。
お時間あれば是非。でも、映画館でどっぷり浸かってみたほうがいいと思います。
◎を何個でもあげたいし、彼の演技だけにお金を払ってもいいと思いました。
徐々にドラッグ中毒が進行していく主人公を、演技だけで表現しています。
しかも、頬をこけさせる、などの身体的なアプローチではなく、表情や演技だけでそれを表現しているのです。
ここまで狂気に満ちた演技を見せられると、悲惨というのを通り越し、怖くて笑ってしまう…もうスクリーンに釘付けです。
最近は普通のおじさんになっていたニコラスですが、やはり彼には怪演がよく似合います。
演出、音楽、どれをとっても衝撃的。ハイテンションなときに是非観てみて下さい!!
こんな刑事絶対だめでしょ?!笑
見終わっても気分が悪いです。