元「乃木坂46」の伊藤万理華が主演を務め、時代劇オタクの女子高生が映画制作に挑む姿を、SF要素を織り交ぜながら描いた青春ストーリー。同じく伊藤主演のテレビドラマ「ガールはフレンド」を手がけた松本壮史監督が伊藤と再タッグを組み、長編映画初メガホンをとった。高校3年生ハダシは時代劇映画が大好きだが、所属する映画部で作るのはキラキラとした青春映画ばかり。自分の撮りたい時代劇がなかなか作れずくすぶっていたハダシの前に、武士役にぴったりの理想的な男子、凛太郎が現れる。彼との出会いに運命を感じたハダシは、幼なじみのビート板とブルーハワイを巻き込み、個性豊かなスタッフを集めて映画制作に乗り出す。文化祭での上映を目指して順調に制作を進めていくハダシたちだったが、実は凛太郎の正体は未来からタイムトラベルしてきた未来人で……。主人公ハダシを伊藤が演じるほか、凛太郎に金子大地、ビート板に河合優実、ブルーハワイに祷キララとフレッシュなキャストがそろった。
サマーフィルムにのって評論(20)
ただ、何か引っかかって見てみたら、「当たり」でした。
評価の点数は難しいですが、【低予算映画】という括りであれば間違いなく★5ですし、映画全体で見ても、いくら低予算映画とは言え、この発想と構成の斬新さは代えがたいものがあり、★4.5くらいはあげたくなります。
何と言っても、地味な雰囲気のヒロイン「ハダシ」の個性が弾けていて魅力的でした。
勝新太郎の演技を見て「勝進が尊すぎて~」という序盤のセリフでやられました(笑)。
仲良しの「ビート板」と「ブルーハワイ」と一緒に、「座頭市」をDVDで見ながら、
「勝新ってさ、気配の感じ方と色気が半端ないんだよね」、「しぐさ見放題!」等、会話が理解できない領域に。
ただ、この「理解できなさ」は、彼女らが突飛なわけではなく、単に私のセンスがそこまで行きついていないだけだとすぐに分かるのです。
このように時代劇の良さを「女子高生×時代劇フェチ」という斬新な設定により再発見させてくれるのは流石ですし、しかも、どのシーンも無駄がなく面白い!
「カメラを止めるな!」のようにネタバレ禁止的な設定なので、気になる人は、とにかくまずは見てみてください。
きっとこの先、彼ら(スタッフ、キャスト)の中から優れた「才能」が、より世に羽ばたいていくんだろうな、と思わせてくれる名作でした。
ただ、主に笑いの取り方に関する演出や演技はいささか陳腐だと思うし、正直、映画を観ている8割くらいの時間は「肌に合わないものを観に来てしまった」と後悔すらしそうになった。それでもハダシやビート板やブルーハワイ(このネーミング最高だな)のキャラの高感度まで終盤まで付き合った感はあったのだが、それもすべて報われるくらいのウルトラCだった。
もちろんこのラストから逆算して作られてるのは明らかだと思うので、まんまと作り手に乗せられて、気持ちよく降参しました。われながらチョロいなとも思けれど、粗を超えてくる映画は時に完璧な映画よりも強い。
専門家の評価は高いですね。
素人から見ると、また映画撮影ものかよ…
と、ちょっと残念な感じがあります。
ストーリー展開が素晴らしいとの話もありますが、ラストシーン、はっきり言って突拍子がなさすぎて疑問符の連続です。
未来との関連も全く理解できないし。
少し詰め込み過ぎな感じ。
多分撮影中に脚本を大幅に書き換えたのでしょうか。
中断もあったと聞きますし。
役者たちは若者が多くて、学生らしいのめり込み感が新鮮な演技で表現されていると思います。
特に、主役の伊藤万理華。
嗜好とやる気が満ち溢れたヲタク学生を見事に演じています。
彼女のイメージビデオと思えば良い出来です。
ですが、映画としてトータルに考えると、思い込みだけで突っ走る学生の戯れを見せられている感じで、若くて青いなぁという印象を強く持ちました。
ファンクラ特典映像としてはいいけれど、出したお金の価値があるかと言われると微妙。
こんな方に:伊藤万理華大ファン。青春真っ盛りの方。映画撮影関係の方。
やめたほうがいい方:荒廃した青春時代を嫌悪している方。整ったストーリーの映画が好きな方。
キュートな監督
人の為に時間を使う
未来では考えられない
素敵な七人
映画好きなら
この青春
好きしか言えないじゃん