「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督がミステリー作家・薬丸岳の同名小説を実写映画化し、生田斗真と瑛太がダブル主演を務めた人間ドラマ。ジャーナリストの夢を諦めて町工場で働き始めた益田は、同じ時期に入社した鈴木と出会う。無口で影のある鈴木は周囲との交流を避けている様子だったが、同じ年の益田とは少しずつ打ち解けていく。しかしある出来事をきっかけに、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人なのではないかと疑いを抱くようになり……。益田役を生田、鈴木役を瑛太が演じるほか、共演にも佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子ら実力派キャストがそろう。
友罪評論(20)
評価分かれるのは仕方ない作品。
大きな盛り上がりやどんでん返しや伏線回収などが無いのでその辺の低い評価は想像される。
実話を題材に罪と償いがテーマなのでむしろ映画のエンタメ要素が無くて好印象でした。
複数の話が絡み合わないながら同じテーマの中で、それぞれが抱えている問題としっかり向き合うまで丁寧に描かれている。
役者さんが有名どころばかりだがいい感じに目立たずにストーリーに溶け込んでました。
ラストあたりで少しインパクトあれば5点だけどそういう要素入れると安っぽくなるのかもと思うと難しい。
瑛太さんの、演技力に感無量です。
素晴らしい!
ストーリーは、なかなか理解するのに時間を要する。
何個目?え?
それとそれ繋がる?
繋がらなーーい。
佐藤浩一さん、山本美月さん、富田靖子さん
のストーリーがわからなかった。
観終わって「?」ってなった。
しかし現実問題として、死刑になっていない殺人犯は、今も大勢生きていて、この世に存在し続けていることを考えると、その犯人たちが今何を考えて生きているのか?ということも知りたいと思ってしまうような
また少なからず誰でも過去の小さな過ちを抱えながら生きていて、逃げ出したいと思うこともきっとあるだろう。
そういう意味においてもこの作品はとても考えさせられ、演技や演出によってとても深みが出ていたように感じた。