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タッカー評論(5)
これだけでも、胸熱じゃないでしょうか。
タッカーのトーピードって、むちゃくちゃデカくて、前後ドアが観音開きになってんです。時代を感じます。かっこいいです。
なつかしい。
景気のいい頃のアメリカンな雰囲気の映画です。
ベンチャー気質の主人公の会社が米国ビッグ3に挑むところは胸熱ですね。
こんな車あったんだ❣️
しかも、アメリカで。
もしこれが、大量生産されてたら、
今頃、ジャガー超えてたなという感じ。
エンジンを後ろに搭載なんて、
凄い発想。
今だからこそ見たい映画。
一部の支配層に支配層されていて、それが溶けそうな
いまだから。
楽しかったです。
デトロイトのビッグ3によるベンチャー潰しでわずか50台しか作られなかった幻の名車(Tucker 48)の実話を基にした物語である。3つ目の斬新なデザイン、空気抵抗0.30、独立懸架サスペンション、166馬力6気筒5.5ℓ・水平対向エンジン、車重1.9トン、6人乗りセダンで0-60mph:10秒、最高時速:120mphなどの運動性能や大型バンパー、クラッシュブル・ステアリングシャフト、飛散防止ガラス、シートベルトなど安全性能でも当時としては画期的な車であった。タッカーがインディ500に携わっていたことで触発されたのだろう。コッポラの父親もタッカーの株を買い子供の頃のコッポラも宇宙船のような新車の納車を楽しみにしていたという。
映画のタッカー像は良き父親であり卓越した仕掛け人として描かれます。オープンな人柄からか部下にも恵まれ、彼を支えるエンジニアが日系人のジミー・サクヤマというのも興味深い。あのハワード・ヒューズが助け船を出したのは驚きだが、肩入れするなら資金援助してくれてもよさそうに思えた、願わくば二人の関係性をもう少し掘り下げて見せて欲しかった。
裁判の最終弁論のくだりは車と建築の違いはあるが往年の名作「摩天楼」(1949)のゲーリークーパーの弁論と重なる。Appleのスティーブ・ジョブスもガレージメーカーから起業し56歳の短命でしたがタッカーも裁判の6年後53歳で亡くなっています。いつの時代でも夢に挑戦したパイオニアの物語は若者たちの希望の糧となることでしょう。