1970年代のテキサスを舞台に、10代の若者たちのセックス、ドラッグ、ロックンロールな青春の日々を描き、公開時のアメリカでヒットを記録したコメディドラマ。「恋人までの距離(ディスタンス)」「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター監督の初期作品で、出演者にはミラ・ジョボビッチ、ベン・アフレック、マシュー・マコノヒー、デビューしたばかりのレニー・ゼルウィガーら、そうそうたる顔ぶれが揃っている。夏休み初日にホームパーティを計画していた高校生のピンクとケビンは、酒を注文していたことが親にバレてしまい、計画は中止に。あきらめきれない2人は先輩のウッダーソンとともに、新たなパーティの計画を練るが……。日本では劇場未公開作品だったが、リンクレイター監督の青春映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」公開にあわせ、同作を上映する東京・新宿武蔵野館で劇場公開が実現。
バッド・チューニング評論(9)
学園生活のリアリズムと音楽が最高で、桐島とかってここからインスパイアされたのではと思わざるを得ない。
こちらは昔の作品なので、有名俳優の若き姿を見るだけでも楽しい。
中学卒業を迎えた中学生と、最終学年を控える高校2年生の学年最終日を描く。
中学卒業の洗礼儀式があれば、コーチとの確執、淡い恋心も描かれる。これというテーマはなく、日常を切り取ったような話だが、とてもいい青春映画だ。
アメリカ映画の典型的な青春群像劇って感じでとにかくバカ丸出し!?
特筆すべきは旧車、ヴィンテージ・カーの群れには目が奪われてしまう。
リンクレイターの青春映画にはその年代に流行った背景を描く感じでカルチャー描写は微妙に音楽も懐メロ感覚で無論、不良は出て来ない。
が、単純に楽しめて名の知れた役者陣の若かりし頃も見れるし100%バカな感じが面白い。
が、バカ過ぎて誰にも共感は出来ない!?
青春の1ページを描く、ときたらピンとくるのは「アメリカン・グラフィティ」。監督ならではのアメグラを描こうとしたのは明白。米国70年代後半の青春モノというとありそうであまりない(気がする)
学生なのにハッパばかり吸ってるヤツとか新人いびりに精を出してるヤツとか、いつの時代も変わらんねぇ。小さな町で大きな事件は起こらない。ただ各々の青春の1コマがあるだけ。見る人の世代によって感想が変わる映画だろう。
ロックの流れ方が抜群で痺れる。これが下手だと映画全体がしまらないが、そこは監督、バッチリなセンス。有名俳優の若い頃を見るという楽しみもあって、二重に過去へのノスタルジアを感じる映画となっておりました。(ミラジョボビッチのルックが良かった、チョイ役だけど)