エブリワン・ウィル・バーン
プロット
スペイン
03月08日 上映
デ ジャ ヴュ
プロット
スイス
03月08日 上映
燃えるドレスを紡いで
プロット
日本
03月16日 上映
MONTEREY POP モンタレー・ポップ
プロット
アメリカ
03月15日 上映
ペナルティループ
プロット
日本
03月22日 上映
ゆるし
プロット
日本
03月22日 上映
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ランブルフィッシュ評論(6)
戯れ合うシーンとバーで語り合う三人が一つの画面に映る贅沢な時、「アウトサイダー」ではワンシーンのみ?なトム・ウェイツも"ビニーのビリヤード"で好演。
S・E・ヒントンの原作にはM・ディロンが演じた"ラスティ・ジェームズ"は登場せず、存在すらしていないのか?映画オリジナルキャラ?
本作を含めてM・ディロンが演じてきた不良少年は、正義感が強く皆から慕われ心優しい正統派よりも、調子が良くて軽薄な頼り甲斐もない虚勢を張るような、主役としての説得力すら欠けている、だからこそ共感出来たり身近に感じる存在感が魅力的でもある。
デニス・ホッパーがコッポラの映画に出る時は、薬中でアル中な素のまま?それを逆手に取ってコッポラが起用しているようにも思えてしまう!?
コッポラの研ぎ澄まされたセンスの良さを感じてしまう、何年経っても廃れない、今の時代だからこその斬新さ、小品ではあるが全盛期に劣らない傑作だと思っているが、久々に観てやはり間違いなく傑作だった。
印象に残ったこと
・乱行パーティー。ワォ!
・ミッキー・ロークが小出恵介
・マット・ディロンの幽体りーだーつー
・フサフサ、ニコラス・ケイジ
若く美しいダイアン・レインが見られたことが収穫でした。
総合55点 ( ストーリー:30点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:60点|音楽:65点 )
『地獄の黙示録』で衝撃を受け、『アウトサイダー』で感動した当時はすっかりコッポラ監督に魅了されていた。そして次に大きな期待を持って観た作品がこれ。
だがわけがわからないしさっぱり面白くない。何かをしでかして別人になった兄のことは謎のままだし、女と友人のことは物語にほぼ影響がない。話の起承転結とか本筋というものがなく、主人公の日常の非行生活をただ描かれても退屈するだけ。雰囲気は出ているし、若者が柵を絶って閉鎖的な町を出て行く結末は何となくいいのだが、「考えるな、感じろ」的な前衛芸術風の内容に取り残された感がある。
『アウトサイダー』同様にマット・ディロンが出ているし、ミッキー・ロークも不思議な存在感がある。主人公の住む海のない町はどこだろうと思って調べたら、撮影場所は『アウトサイダー』と同じオクラホマ州のタルサで、二作連続で撮影されたらしいほぼ連作といっていい作品。原作・脚本も『アウトサイダー』と同じタルサ出身のヒントン作だったが、内容は格段に落ちる。
白黒画像は好きではないが、白黒にしては観やすいなと思ったら明暗の差をはっきりさせているらしい。でも兄が色を感じないからといって作品が白黒である必要性が高いとは思えない。