あとがき
プロット
日本
03月01日 上映
ストリートダンサー
プロット
インド
03月01日 上映
METライブビューイング2023-24 ビゼー《カルメン》
プロット
アメリカ
03月08日 上映
π パイ
プロット
アメリカ
03月14日 上映
アクターズ・ショート・フィルム4
プロット
日本
03月03日 上映
RED SHOES レッド・シューズ
プロット
オーストラリア
03月15日 上映
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劇場版 弱虫ペダル評論(20)
相変わらず上がる構成。
インターハイ以降のレースがメインストーリー。巻島がイギリスに渡るエピソードが展開される。
ちょっとこう…助走が長いというか、散漫なような気がしたかな。テレビシリーズを踏まえというか、それがあるための説明的な箇所も多く助長な感じがした。
レースが始まってからは滾るのだが、もっとそっちを見たかったってのが率直な感想。
なので、こお…盛り上がりはするのだが、もう一息って感じがした。
巻島への花向け的な話の流れは嫌いではなく、山頂ゴールを目指し東堂とバトルするラストは熱くなる。
なるのだが…焼き回し的なカットも多くガックリ。もうちょい頑張って欲しかった。
先輩のイギリス留学が決まって、悲しんでいる総北のメンバーが、最後に選んだのが熊本でのレースでした。
小野田くんの「姫姫」のリズムに乗って、みんなでペダルを回す姿には爆笑してしまいましたが、これも先輩にとっていい思い出になってくれたら良いなぁと思いました。
最後の最後の感動のフィナーレを決めて、安心して旅立っていった先輩…。
イギリスでも頑張ってください(笑)
良くも悪くも「弱虫ペダル」という作品が90分の中にうまく集約されている作品でした。
原作やアニメでも活躍しているキャラは、それぞれ個性が魅力的で、それらはしっかりと表現されていました。各キャラのファンであれば、出演時間は短くとも「観たかった」シーンを観ることができるという意味で満足かと思います。これ以上は、各キャラのスピンオフを作るしかないですからね。
逆に、うまくまとまっているものだから原作の引き延ばし感覚やダラダラ感が露見してしまったことになります。要はこの映画くらいのボリュームで圧縮されている方が気持ち良く楽しめるということです。特に原作の2年目・・・
ストーリーは解りやすく、これぞ「弱虫ペダル」だと思います。が、「この展開何回目だよ?」と感じたのは自分だけでしょうか?特に、今回のリザルトパターンは、IH2年目と同じ展開です。つまり、原作も映画と同じようなパターンになるんでしょうね。原作者の引き出しの無さが露見してしまいました。
新キャラ。確かに「怪我をしてIHを棒に振った選手」というのは面白い着眼点で期待できるキャラでした。が、扱いが酷すぎる...。
映画で、完全にオリジナルで、というならば、もっと彼に焦点をあてて、他のキャラは脇役に徹するくらいのストーリーにできなかったんですかね?ファン層を考えると出来ないんでしょうが...、それならばとってつけたような新キャラ出して演出するよりは、既存ファンにサービスしてくださいよ。
そんなわけで、映像もキャラも楽しめた作品ですが、一方で「弱虫ペダル」という作品の限界を観ちゃったなというのが率直な感想です。
昔のスポーツしていた頃の熱い想いを思い出しました。
一生懸命っていいな〜って感じで。