勝手にしやがれ!! 強奪計画
プロット
日本
04月22日 1995 上映
勝手にしやがれ!! 脱出計画
プロット
日本
08月12日 1995 上映
勝手にしやがれ!! 黄金計画
プロット
日本
02月16日 1996 上映
勝手にしやがれ!! 逆転計画
プロット
日本
02月23日 1996 上映
勝手にしやがれ!! 成金計画
プロット
日本
09月07日 1996 上映
勝手にしやがれ!! 英雄計画
プロット
日本
09月21日 1996 上映
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勝手にしやがれ評論(20)
こちらは『気狂いピエロ』より5年早い1960年の作品で全編モノクロ。ほぼ60年前の作品ですが撮影技法は今でも全然通用する先鋭的なもの。特に登場人物の周りをグルグル回るカメラ撮影は当時相当に難易度の高いテクニカルな撮影だったのではないでしょうか。大胆なショートヘアが魅力的なパトリシアを演じるジーン・セバーグを至近距離から見つめ続けるカットがとにかく美しいですが、クライマックスでミシェルを見つめるパトリシアのカットは『セーラー服と機関銃』で遺体安置所に横たわった渡瀬恒彦を見つめる薬師丸ひろ子のそれと酷似していることに気づき、相米慎二監督もまた相当にゴダールの影響を受けていたのだなと今更知りました。
見終えて「なんだかよく分からない」でもいい。とにかく予備知識も先入観も持たず、蘊蓄もわからず、観てみようと。私もそうでした。(昔の話)
「勝手にしやがれ」は久しぶり。時代のせいもあるけれど、とにかくどこを切り取っても日本と重ならない。こんな映画を28歳の監督が作ってしまう。フランスって成熟しているなー、羨ましいとあらためて思った。日本もそうなって欲しいのだけど。
K's cinemaにて鑑賞。せっかくだから「気狂いピエロ」も観たい。
ストーリーは非常にシンプル。ただ二人の男女の会話のやり取り、仕草すべてが美しく、フランス映画の趣を感じる。
パトリシアを演じたジーン・セバーグの存在は大きい。ショートカットで楚々とした雰囲気の彼女にチンピラのミシェルは全く合わない。でも、どこか切ないパトリシアの面持ちが完全にマッチしていた。
ラストシーンの儚さまで、ゴダール監督の真骨頂と言えるだろう。