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告発 プロット アメリカ 04月22日 1995 上映
息子の告発 プロット 香港・中国合作 11月12日 1994 上映
薄氷の告発 プロット 韓国 03月15日 上映
グレース・オブ・ゴッド 告発の時 プロット フランス 07月17日 2020 上映
この愛の行方 プロット アメリカ 02月22日 1992 上映
正義の行方 プロット 中国 11月29日 1996 上映
告発の行方評論(14)
ジョディフォスターの演技にはホントに引き込まれてしまい、見た後一週間は痴漢ものAVでは抜けなくなってしまいました。さすがジョディフォスターですね。
日本でも米国でもどこでも同じような事はあると思うんですが、裁判で相手の弱みにつけ込んで判決を有利にもっていこうとする検事や弁護士は多い。それを許すシステムになっていることも問題。
何時になったら、こんな欠陥だらけの司法制度から脱却できるんだろうと考えてしまう映画でした。
時には、酷いなあくらいにしか
思ってなかったが、証人の回想で
出てくるレイプシーンに、事件の
深刻さに気付かされる。
さらに、最後に出る注意書きのようなもの。
これは映画の中だけの話じゃない。
現実に戻される。
ジョディ・フォスターの演じるサラは、貧乏で露出の高い服を着て感情的でマリファナをやったり酒飲みだったりと素行が悪くて、社会の同情を得られやすい役柄ではない。自分も観ていて正直なところ当初はそれほど彼女の立場に同情的ではなかった。逮捕や裁判も、それが法律だから仕方が無いくらいの気持ちだった。
この作品の面白いところは、被害者であるサラの素行の悪さを最初に見せておいて、事件の起きた現場を後半まであえて視聴者に見せないことで被害の様子をわからせないこと。サラはほぼ一人で本当の支援も理解者なく孤独に戦わなければならない。劇中の登場人物だけでなく、視聴者からも恐らくは途中までは大きな支援は受けていなかったのではないだろうか。だけども実際に何が起きていたか、現場を明らかにすることで真実がわかる。彼女の心の傷も裁判も当然という気になる。
昔に観たときは、ジョディ・フォスターのこともまだよく知らなくてって、単に下品な女だと思った。勿論役柄上のことであり、本人とは全く違うのだろうが、それだけ演技は良かったということだろう。検察官役のケリー・マクギリスは普通。サラのために本気でやろうという決意を決めるのはいいのだが、そのための準備や裁判のための過程があっさりとしていて、ジョディ・フォスターに比べて活躍の様子も迫力にやや欠ける。