ありふれた事件
プロット
ベルギー
03月01日 2014 上映
ありふれた悪事
プロット
韓国
12月09日 2017 上映
ありふれた愛のストーリー
プロット
フランス・西ドイツ合作
07月05日 1991 上映
陽のあたる教室
プロット
アメリカ
04月27日 1996 上映
ありふれたファシズム 野獣たちのバラード
プロット
ソ連
10月01日 1971 上映
ふれあい
プロット
日本
11月02日 1974 上映
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ありふれた教室評論(5)
学校を舞台にした映画は色々あるけれど、教師と生徒と保護者がメインになった最近の映画を挙げるとしたら「怪物」だろうか?「怪物」はこの映画に比べたらとても子どもっぽく、教師間も教師と保護者の間にもコミュニケーションも本音も成立していないし本当の問題のありかを突き詰めるまで行かないで戯画化されて何となく未熟だった。
移民の子どもたちも普通にいるギムナジウム、教師もポーランド出身など移民の背景のある先生も居る。日本同様、教師不足だし保護者との対応は気が重いし、ストレスフルな職業だ。教師にとって一番大事なのは生徒だ。それはカーラはずっと徹底していたと思う。
カーラの最初の教室での挨拶。手を叩きながらGunten Tagと言う。とても違和感を感じた。幼稚園みたいと思った。それがあとで生徒も子どもっぽいと思いつつ先生に付き合ってやっていたことがわかる。新人の教師は大変だ。
ところで、「非寛容」(Null-Toleranz)方式の教育法って何だろう?今の世界、時代の真逆に行ってる?調べてみよう
ずっとハラハラしながら見ていて、どっぷり疲れた
面白かった
自然と見入ってしまう作品。学校現場を描いた作品だが、本作で扱うような問題は決して学校現場だけに起きる特殊な問題ではなくどのコミニティーにでも起こりうる問題であり誰しもが大なり小なり経験した事はあるのではないか。
事の発端は盗みの疑惑。生徒を疑い学校関係者を疑い。
主人公をはじめ、どの人物も正しい面もあれば正し くない面もあったり責任感もあれば無責任な一面もある。
もちろん誰しもが正しいと思ってやっている事ではあるのだが価値観や考え方の違いからくる摩擦をうまく描かれていた。問題が新たな問題を呼ぶカオスな状況が怖さも感じながらそして疲労感も与えてくれる作品だった。
結局作品内で問題は解決される事なくむしろ新たな問題が何個も生まれ放置された問題も多数有り。
このカオスな状況か逃げるのか、時が解決するまで耐えるのか…現実は解決法の多くがそんなものなんだろうと思いながら劇場を後にした。個人的には凄く好きな作品で楽しかった。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アイアンクロー 4.7
5 ありふれた教室 4.7
6 オッペンハイマー 4.7
7 クレオの夏休み(横浜フランス映画祭2024) 4.7
8 コンセント 同意(横浜フランス映画祭2024) 4.7
9 ARGYLLE/アーガイル 4.7
10 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
11 9 恋するプリテンダー 4.5
12 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
13 システム・クラッシャー 4.5
14 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
15 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
16 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
17 アクアマン/失われた王国 4.5
18 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
19 マリア 怒りの娘 4.0
20 異人たち 3.7
21 ミツバチと私 3.6
22 ブリックレイヤー 3.5
23 猿の惑星/キングダム 3.5
24 ネネスーパースター(原題) Neneh Superstar (横浜フランス映画祭2024) 3.4
25 胸騒ぎ 3.4
26 オーメン:ザ・ファースト 3.4
27 RHEINGOLD ラインゴールド 3.3
28 12日の殺人 3.3
29 インフィニティ・プール 3.3
30 ゴーストバスターズ フローズン・サマー 3.2
31 プリシラ 3.2
32 コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 3.2
33 コヴェナント/約束の救出 3.0
34 僕らの世界が交わるまで3.0
35 ゴジラ×コング 新たなる帝国 3.0
36 ブルックリンでオペラを 3.0
37 ストリートダンサー 3.0
38 カラーパープル 2.9
39 弟は僕のヒーロー 2.8
40 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
41 画家ボナール ピエールとマルト(横浜フランス映画祭2024) 2.7
42 Vermines(横浜フランス映画祭2024) 2.6
43 関心領域 2.6
44 タイガー 裏切りのスパイ 2.5
45 ジャンプ、ダーリン 2.5
46 またヴィンセントは襲われる 2.4
47 人間の境界 2.4
48 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
49 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
50 マダム・ウェブ 2.3
51 落下の解剖学 2.3
52 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
53 哀れなるものたち 2.3
54 フューチャー・ウォーズ 2.3
55 殺人鬼の存在証明 2.3
56 エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命 2.3
57 ザ・エクスチェンジ 2.2
58 DOGMAN ドッグマン 2.2
59 パスト ライブス/再会 2.2
60 リトル・エッラ 2.2
61 パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ 2.2
62 ボーはおそれている 2.2
63 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
64 瞳をとじて 2.2
65 ゴースト・トロピック 2.2
66 葬送のカーネーション 2.2
67 Here ヒア 2.1
68 美しき仕事 4Kレストア版(横浜フランス映画祭2024) 2.0
69 ハンテッド 狩られる夜 2.0
70 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
71 トランスフュージョン 2.0
72 ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ 2.0
73 ゴッドランド GODLAND 2.0
74 キラー・ナマケモノ 1.9
75 ザ・タワー 1.9
76 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
77 マンティコア 怪物 1.9
78 潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断(イタリア映画祭2024) 1.9
79 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
80 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
81 デストラップ 狼狩り 1.6
82 No.10 1.5
83 VESPER/ヴェスパー 1.5
84 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
ソウルフル・ワールド 5.0
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
あの夏のルカ 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
犯罪都市 NO WAY OUT 4.5
DUNE デューン 砂の惑星 リバイバル 4.0
バジュランギおじさんと、小さな迷子 リバイバル 2.0
メメント リバイバル 2.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
貴公子 1.5
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版 1.5
清廉潔白、絶対的な正義とか善なんていうのは、なかなか無理があることだと思うので、ぶつかり合いが集団の中で沸き起こると、解決策などとてもじゃないけど見いだせるわけないと思っちゃうわけで、いざとなったとき、この作品のように、どんな立場になっても強く生きていけるか、正直自信がありません。そういった意味でいうと、このさくひんでのそれぞれの信念たるや、もの凄いものがあります。
あらゆる面でかなり難しさを覚える作品だと思いました。