地方回りの売れないムード歌謡コーラスグループ「山田修とハローナイツ」の悲哀を描く人気舞台「星屑の町」シリーズを映画化。大手レコード会社の元社員・山田修をリーダーに、歌好きの飲み仲間や売れない歌手が集まって結成された「山田修とハローナイツ」。結成から十数年が経つ彼らだったが、これといったヒット曲もなく、ベテラン女性歌手のキティ岩城らと地方を回りながら細々と活動を続けていた。ある日、彼らは修の生まれ故郷である東北の田舎町へ巡業に訪れる。そこには修との間に遺恨を抱える弟・英二が待っていた。一方、英二の息子の幼なじみである愛は、母が営むスナックを手伝いながら歌手になることを夢見ていた。そんな彼女がハローナイツに入りたいと言い出したことから、思わぬ騒動が巻き起こる。メンバーには大平サブロー、ラサール石井、小宮孝泰ら舞台版でおなじみのキャストが集結。「この世界の片隅に」の声優も好評だったのんがヒロインの愛を演じ、「海月姫」以来約6年ぶりに実写映画に出演した。監督は「の・ようなもの
のようなもの」の杉山泰一。
星屑の町評論(20)
映画。のんちゃんは変わらず人を惹きつける魅力
がありました。過去を振り返らない若い人と、過去
を大事にする年輩の人達と気持ちの掛け合いが
魅力ある作品だと思います。
戸田さんも素敵だったー。
ムード歌謡好きにもたまらん内容で、テンポ良く楽しめました。
あのメンバーで、実際に期間限定で活動して欲しいくらいです。
”内山田洋とクール・ファイブ”で微かに覚えているのは、メインボーカルの前川清とリーダーの内山田さんのみ。(幼かったので、お許し願いたい・・)
今作のバックコーラスメンバーは個性的だが、ちょっと陰のあるおじさんたち。(売れないので奥さんに逃げられたり、博打に手を出して痛い目にあったり)
リーダーもお金には苦労しているようだ。
そんな中現れた”夢を諦めきれない”愛(能年玲奈:あえてこの名を記す・・)
彼女の歌声が実に良い。
というか、能年さんの”柔らかいが強い意志の伝わってくる声”が好きなのである。
劇中に数々歌われた昭和歌謡で知っていたのは、”恋の季節”だけであったが、彼女の”恋の季節”を聴けただけで満足である。
物語は、春風亭昇太の座布団取りなど小ネタを少し挟みながら、中年後期の人々が”さあ、もう少し人生、頑張ろう!”という流れで進む。
愛さんがグループを変わる部分とか、メインボーカルが戻って来るシーンなど少し違和感があるが、懐かしい東北弁(ちょっと、アクセントも気になったけれど・・)も聴けたし、良しとしたい。
あの朝ドラである。伝説の朝ドラ。それは・・・
あまちゃんだーー❗️😻(脳内にあのテーマ曲が絶賛、放送中 電波系か!)
天野あき(のん)が歌手を目指す話だ。もう全力であきちゃんのファンになってしまった。あきは東京出身だが岩手県の久慈に母の春(小泉今日子)と一緒に移住する。
訛りは無かったが周りの影響を受けて岩手訛りになってしまった。かなり馬鹿だ。
しかし数ヶ月たった頃の事だ。びっくりした時、私は思わず口にしてしまった・・・
じぇじぇじぇ❗️
私はあきちゃんに輪をかけて馬鹿だった❗️地方が舞台の朝ドラを見ている内に影響を受けて訛ってしまうのだった❗️ダイ語で言うと JJJである。(そのまんまだよ)
しかし私のスペックはフロッピーディスクなみである。次の朝ドラで簡単に上書きされてしまう。能登が舞台の「まれ」を見ている時はかなり流暢な能登弁。だら(馬鹿の意味)である。
茨城が舞台の「ひよっこ」の時は茨城弁。ごじゃっぺい(馬鹿の意味)である。金沢出身の知人と能登弁について話した事がある。なんと【だら】は全国共通だと思っていた。知らないよ!
ただ謝らないといけない。私は朝ドラを見るようになったのは「あまちゃん」からだ。なんかご立派な事を言ってすいません。この朝ドラは私の行動様式を変えてしまったのだ。
もちろん主役の、のんちゃん(当時は能年玲奈)もゆいちゃん(橋本愛)も好きだが気に入った女優さんが二人いる。あきの母、春の若い時を演じた女優とGMT47のリーダー入間しおりである。誰だか分かりますよね?
前者は有村架純、後者は松岡茉優である。二人とも脇役ながら印象に残っている。ドラマは主役だけでは無い、脇役にやる気がなかったら主役はどう思うだろうか?(今、放送中の朝ドラ「エール」の名台詞である。また言ったのが光石研というところが味わい深い)
私には審美眼があるのだろうと一瞬思ったが・・・違う。結果論だ。近年のこの二人の活躍を見て、記憶が上書きされたのだと思う。私の脳の処理能力はファミコン並みだからね。嵐のメンバーをジュニアの時から目を掛けていたと言うジャニヲタさんみたいなものだ。
はいはい、わかりましたよ。
のんちゃんの話しに戻そう。動くのんちゃんを見るのは2014年12月公開の「海月姫」以来である。まる五年だよ❗️待ちくたびれたよ❗️もう首が三メートルくらいになったよ。
ご存知のように前事務所と揉めたからだが、辞める時にギャランティを明かした。1ヶ月の給料がなんと・・・
5万円❗️
あゝ野麦峠か❗️東京舐めるなよ‼️
前事務所は言い訳をした。確かに五万円ですが、居住費や光熱費は事務所が持ち、それ以外の
【お小遣い】がその金額だということだと。なるほどね。
やっぱり舐めてる❗️若い女の子だからおしゃれもしたいだろう。どんだけ搾取してんだ。その後同じ事務所の清水富美加(現 千眼美子)の時も給料が5万円ということを明らかにした。朝ドラ以外にバラエティもやっていたのに。
それは出家するよ!メディアも巧妙だしね。いや、あの団体を擁護するつもりは無いです。
ハッピーサイエンスか❗️(翻訳しないで)
なんか、世界から希望が消えた感じだよ。
さて馬鹿みたいに長い枕が終わりました。もうこの先は読まないでいいですよ。ありがとうございます。
やっばり岩手弁の、のんちゃんは可愛いです。歌も上手いよ。痛みに耐えて良く頑張った。感動した❗️しかし基本的におじさんのドラマなんだね。その名もハローナイツ。
この尺でおじさんのキャラを良く描いたかな。
コント赤信号の二人は良かった。ただでんでんと渡辺哲が並んでると、あの映画を思い出してしまった。ボディを透明にしちゃう映画。
「冷たい熱帯魚」
死んじゃうよ❗️まだ寂しい方がましだよ❗️
内山田洋とクールファイブからピンキーとキラーズ、またはペドロ&カプリシャスという感じでしょうか。ジョニーに伝えて千円返して(あまちゃんの挿入歌潮騒のメモリーの一節です)そんな感じでも有ります。
岩手県の風景も良かった。東京はこんな状況です。疎開しようかな。
来るんじゃねえ❗️東京のバイキン野郎❗️
わかるよ。わかる。二ヵ月前私も武漢の人にそう思っていたもん。ごめんよ。武漢の人。
閑話休題、のんちゃんを見られて良かった。願わくば地上波でも見たいかな。
あり得ない程長く、信じられない位中身のないこんなレビューを読んで頂きありがとうございました。本当にすみません。
なんつうか…和む?
それとも老いる?ダレる?余生の穴埋め?ムード歌謡という独自の世界観をどお表現していいのか分からない。
なのだが、前時代的なメロディラインを居心地悪く感じてない俺はなんなんだ?
なんでこの作品を撮ろうと思ったんだろう?ムード歌謡の復権なんて事はあるわけないだろう。町興し的な事でもないと思う。
そう…野心を感じないのだ。
そもそも、そんな大義名分などいらないってスタンスでスタートしたのかもしれない。
なんか、あくせく足掻く自分とは違う世界の話しのようで…俺の現実とリンクしなさすぎるのだ。
物語もなんだか漠然としてるし…結末もなんかスッキリしない。
温泉街の営業でああいうステージが実際にあるんだろうけど、出会した事も無ければ興味もない。出会したとしても、わざわざそれを観てる自分は想像できない。
ただ…歌詞がすんなり耳に入ってくる。
聞き取れないって事がまずない。
オリジナル曲で「シャボン玉」ってのがあるんだけど、悪くないって思えちゃうのだ。
癒されるわけではないんだけど…なんだろこの脱力感は?
全編通してゆる〜い空気感だった。
設定がどこかのド田舎で、流暢な方言が耳に楽しい。役者陣が実に巧みで…のんさん、菅原さん、小宮さんを筆頭に皆様素晴らしかった。
カタカナのお二方の芝居がステージの上と差異がなく芝居じみた感じが払拭されずで残念だった。
戸田恵子さんの美声にうっとり。
さすがは声優さんで、歌いながらも1音1音が明確な感じで、滑舌の良さが際立つ。
作品的にはなんら意図する事もないように思え…のっぺりした印象。
エンドロールに「あまちゃん復興委員会」だかなんだかのコールがあり、あぁこれはのんさんの為の作品だったのかと凄く納得。
歌声にしろ方言にしろ、ギターまで披露して…掃き溜めに鶴って感じもありで、彼女の良さが余すとこなく出てたように思う。
総じてのんさんのPV、かな。
ムード歌謡って需要あんの?
俺にも需要を感じる時期がくるのだろうか?演歌のように日本の心ってわけでもなく、第一線のミュージックシーンとはかけ離れてる。ポップスって言う程ポップな感じもないし…隙間産業的な立ち位置なのだろうか?
極めて中途半端で淘汰されていった分野であるはずなのに、この息の長さはなんなのだろう?何が需要を産むのだろうか?
ムード歌謡を楽しめた人達が全員死んだら、このジャンル自体が成り立たなくなるように思え…次に年号が変わる頃には、口ずさむ人は誰もいないんじゃなかろうか。
■追記
ふとカチッとハマった単語があるから書き足してみる。
前述した「野心」っものだけど、そもそも介入できるような下地はないのかもしれない。
では続けていくモチベはなんなんだろうか?献身的なサービス精神なのかと思う。
まるで恋愛のソレに似てる。
温泉街のステージで爆音を流されても疲れるだけだろう。日々の疲れを取りに来てるのに捲し立てられても迷惑だ。
高音を駆使し、変調やら使われてもテレビから流れるソレと変わらないだろう。
日常を遠ざける空間。
「このステージをしてる間だけは、どおぞ肩の力を抜いて楽しんでください。お客さんが楽しんでくださる顔が見れるのが僕ら1番楽しいんです。」
そんな理念があるとするなら、それはもう純粋なエンタメ精神の根源じゃないか。
確かに俺はボンヤリできた。
物語を追うのに思考を酷使する事もない。つまりは好きではないけど嫌ではないのだ。
…嫌、ではない。凄い事だ。
バブルの世代だったか現代の音楽を現すキーワードはなんですかって質問に小室さんだったと思うけど「雑音」って答えてた。
当時めちゃくちゃ納得した。
何かしらの音が絶え間なく聴こえてきてたら1人を誤魔化せるとかなんとかって理由だった。
コレはそうではない。
どっかから聞こえてくる音楽でも、自分の為の主張でもない。
あなたへ歌ってるって事なんだと思う。
だからスローだし、歌詞も分かりやすい。
誰が聞いても、聞こえてくるんだ。
おみそれしました。
ムード歌謡自体に野心はなくても、この作品自体はとてつもなくアナーキーな反骨精神から想起されたのかもしれない。
と、なんか妙なところで想像力が働いて、勝手に合点がいった昼下がりであった。