黒澤監督初のシネスコープ作品。戦国時代、敗軍の大将真壁六郎太が、世継ぎの雪姫と隠し置いた黄金200貫とともに敵陣を突破し、同盟軍の陣内へ逃亡するまでの脱出劇。難関につぐ難関、次々とと襲い来る絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けるアイデアの数々は、黒澤ほか三人の脚本家により練り上げられたもの。また、六郎太一行に付き添う狂言回しのごとき百姓コンビが、後に「スターウォーズ」の『C-3PO』、『R2-D2』の原案になった逸話はあまりにも有名。スリルとサスペンスとユーモアにあふれた、痛快娯楽時代劇の傑作巨編。
隠し砦の三悪人評論(20)
・パントマイムがコミカルで笑う
・三船の馬の乗りこなし、すっっごい
・なんて粋なクライマックスなの〜
映画力?みたいなものをすごく感じます。
最初の5分でふたりがどうしようもない奴らだとわかり、次の5分でもう目が離せなくなっている。
映像も、日本なのに何か別の世界のよう。
愛すべきバカコンビはややサービスしすぎな感じもあるけど、やっぱりまた観たくなる、会いたくなってしまうようなところがあります。
他の黒澤作品と比べ、気軽に観られるところがとてもいいですね。
ブルーレイ買おうかなぁ…
次々に降りかかる難関を、ある時は頭脳を使い、ある時は力業でと、まるで脱出ゲームに興じているかのようなストーリー展開がひたすら面白く、藤田進の「裏切り御免!」の一言にしてやられたと舌を巻く。これ、名セリフでしょ。
馬で追っかけるシーンはかっこよかった。