SNSをきっかけによみがえった廃部寸前の高校ハンドボール部を描いたオリジナルの青春映画。夢中になれるものもなく、無気力な毎日を送っていた熊本在住の高校生・清田マサオ。ある日、マサオは震災で離ればなれになってしまった親友のタイチと仮設住宅前でハンドボールをしていた写真をSNSにアップする。すると、マサオの投稿に続々と熱いコメントがつけられていく。それに気をよくしたマサオが「#ハンド全力」とハッシュタグをつけて投稿すると、全国からさらに大きな反響が寄せられるようになる。マサオと幼なじみの岡本はSNSをさらに盛り上げることだけが目的で、廃部寸前の男子ハンドボール部部長・島田と部の再建に向け奔走するが……。加藤清史郎が主演を務め、「天気の子」声優で注目された醍醐虎汰朗らが共演。監督は「アフロ田中」「私たちのハァハァ」の松居大悟。
#ハンド全力評論(16)
ハンドボールがなんか流行っているのか??(笑)
海獣のなんとかでもハンドボールをやっていたような。(笑)(笑)
フランスにプロリーグがあって。たまに動画でみたり。(笑)(笑)
横からの攻めが凄いと感じてしまったり。
正面からは若干強引な感じで。(笑)(笑)
子供にやらせたいとか。(笑)
適度な感じで。
映画とは関係ない??(笑)
全体的に、さらさらと。
先生の微妙な重ね合わせが面白かったり。??(笑)
個人的にはカンフーパンダならぬ、カンフーサッカーならぬ。
カンフーハンドボール的な。アクション、コメディ、でちょいエロな感じが好きですけれど。(笑)(笑)
あんまり復興的なところはまあわからなくはないけれど。
映画的にはう~~~んとか思いながらも、いいアクセントなのかどうなのか??
募金のボックスが思い浮かんだり。(笑)(笑)
まあ良かったような。
観終わった後味は悪くはないような。
なんか懐かしいような。
ミドル向けなのか。まあ、挿入歌とか若干ナツメロ。夏メロ、懐メロ。(笑)(笑)
今どきのSNSに快感を求める高校生の屈折?が青春の熱さに向かう物語。
ラストはきっちり『負け』て終わる方が良かった。
それこそが「#ハンド全力」じゃないのかと。
大賀の喫煙シーン。あれ要らないよね。
きちんと肺に入れないでふかしているだけ。
だったら無い方が良い。
ちょっとワルがタバコ吸う!ってのは既に過去だと。
両マネージャーがかっこ良かったです。
この瞬間に一気に盛り上がり、過去の記事/写真は何の価値もなくなるのがSNSの特徴。
だから、導入として過去の写真が今の写真のように扱われ、勝手に盛り上がっていく様はSNSの特徴をつかんでいると言える。
主人公たちはPV数を稼ぐ、いいねを稼ぐゲームに没頭し、ハンドボールを全力で取り組むという本質に向き合うことには価値がないと自覚的である。
この姿勢は現実にSNSで発信し、PV数を稼ぐことを目的としている人たちと同じ姿勢だ。
そういう意味で主人公たちは今の最先端のトレンドを抑えている、賢い人たちともいえる。
では観客(私たち)はこの主人公たちをみて、何か感動的になったり、共感したりするだろうか。一生懸命、真摯にハンドボールに向き合う女子、友人、ヒロインに共感するのではないだろうか。
主人公は自分の家族、友人、ヒロインとの関わりの中で徐々に何が本当に価値あることなのかを見出していく。
本当に重要で大切な人たちとは、ネット上の誰かではなく、家族やここにいる友人や近所の人たちなのだ。これはネット社会(SNS)が発達し、バラバラの個人になってしまった私たちからすれば、古臭く、気持ちの悪いことなのかもしれない。しかし同時にこの映画の主人公たちの所業を見て、価値がないと感じるように、今のSNS社会に価値がないということにも気づけるはずである。
本当に大事なこと、真実、価値のある仕事をしている人たちはSNS上にはいない。
本当の価値は自分の過去にあり、自分の周辺の人々にこそある。
何が大切で何に価値を見出すか、自分にもう一度問いただそう。