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迷宮のヴェニス プロット アメリカ 01月01日 1900 上映
迷宮のレンブラント プロット アメリカ 10月09日 1999 上映
悪夢のファミリー プロット アメリカ 01月01日 1900 上映
悪夢のエレベーター プロット 日本 10月10日 2009 上映
花園の迷宮 プロット 日本 01月25日 1988 上映
ジャスティス 闇の迷宮 プロット アメリカ・アルゼンチン・スペイン・イギリス合作 08月28日 2004 上映
KAFKA/迷宮の悪夢評論(1)
警察、城、勤務先にいる手先など、カフカ自身の頭の中か現実なのかが把握しづらくなる。革命を信じる反政府の爆弾グループに真実はあるのだが、彼が独自に動くにつれ訳がわからなくなるのだ。コミカルなキャラのおかげですっかり騙され、そう思ってるうちに突然カラー映像になる。ゴシックホラーかと思っていたのに・・・びっくり。
マッド・サイエンティストであるムルナウ博士(イアン・ホルム)が脱個性の実験を繰り返し、世の中を画一化しようとしているのだが、脳みそをいじくりまわすシーンがグロかった。近代化された実験の城だけをカラーにしたことによって、カフカの妄想の本質が見え隠れするのだが、博士の意図もはっきりしないことから、やはり妄想の世界という枠を超えられないでいる。警察はどこまで絡んでいたのかわからないが、現実世界への諦めのような厭世観がずしりと後味を悪くさせる。