4分間のピアニスト劇情

刑務所に囚われた天才ピアニストと女性ピアノ教師の交流を描き、本国ドイツで大ヒットを記録した人間ドラマ。年老いたピアノ教師クリューガーは、刑務所に服役中の少女ジェニーがピアノの才能に恵まれていることを見抜き特別レッスンを始める。ジェニーは自分の才能を信じてくれるクリューガーに対し徐々に心を開いていくが、コンテスト決勝を目前にしたある日、暴力事件を起こしてピアノを禁じられてしまい……。

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4分間のピアニスト評論(17)

tzdywgs
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チャゼル監督の「セッション」のように音楽教師と教え子の魂のぶつかり合いを描いているのですが、女性版ですし刑務所内の設定のドイツ映画ですから難解です。
主人公の80歳のピアノ教師トラウデ・クリューガーにはゲルトルート・クリューガーという実在のモデルがいたようです。不詳の弟子のジェニーは19歳、同棲相手の罪を被って裏切られ、養父にも凌辱を受け、刑務所内で死産にあうという不幸を絵にかいたような娘、そのせいか自暴自棄でニキータ顔負けの暴力性を露呈する。クリューガーとて将来を嘱望された天才ピアニストと言われながらも忌まわしい戦争に巻き込まれ挫折、トラウマを抱えるピアノ教師、教師と言ってもボランティアで女受刑者たちにピアノを教える保守的な老婦人に過ぎない。生い立ちも環境も異なる二人がピアノを通じて出会い、魂と葛藤のドラマが繰り広げられる。
冒頭から首つり死体、何故か驚きもせず、平然と煙草を吸う女のシーンに作家性の強い難解なドイツ映画かと嫌な予感が走ります、案の定、ペシミスティックな世界観と暴力性に翻弄されますが最後のジェニーの演奏で驚嘆、よくある美談にしたくないと言う監督のひねりでしょう、納得に至ります。
ジェニーが弾くのはシューマンのピアノコンチェルト・イ短調、元は幻想曲で作家のジャン・パウルの影響を受けていたシューマンは彼の小説の即興や空想的断片を散りばめる自由な作風に魅了されて創ったと言われており、ジェニーの演奏はまさにシューマンの想いをくみ取ったかのような4分間の熱演、タイトルにした意味が解せました。
Snpmsogixkh
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この2人、欠陥だらけで、全然完璧じゃない人柄。
どちらも頑固一徹、お互いが常に手探りなまま終焉する。
最後の最後まで、お互いを信用出来たのか否か?
ラストシーンを観終えても、僕は答えが見つからない。
どうも釈然としない。

でもこの釈然としない気分こそ、リアルだ。
これが人間の深層心理なんだろう・・・少なくとも、予定調和とはいかない実社会を象徴するエンディング。
全ては、このたった4分に賭けている。
この2人の心模様をどう捉えるかは、客観的判断に委ねる手法だ。
ここに至る為、監督は大凡の上映時間を費やしたのかも?
このエンディングの4分間が巷じゃ話題だ。
なるほど、ありそうでない!
あらかじめ企んだのか?突発的か?
冒険か?無か?
後は自分で考えろ!って言い放たれた気分だ。

この4分間、ジェニーの若く躍動する箇所、最大の見せ場だ。
でもあえて僕は、女性教師クリューガーの動向に注目して欲しいと断言する。

4分だろうが1分だろうが、一瞬の決意が左右する。
リスク覚悟の冒険と、何も変わらない無と、どちらが本当は罪なんだろう?
とにかく、これだけは言える。
自分にとって有意義な場所、そこへ行く為にやってみなければ分からない事がある。
人が生きる活力、メインテーマは「決意」だ!

この映画の邦題、見事な要約振りだと思う。
Ulluefhelgp
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音楽は素晴しく、ストーリーは現実離れと思いながらも、最初から最後まで飽きることはありません。ただ登場人物に共感できませんでした。
emqixvc
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本国ドイツで大ヒットした作品です。
シネスイッチ銀座上映中は、見るべきかどうか随分悩みました。なんとかDVD発売記念特別試写会で見てくることができました。

クラッシックか、ジャズかで教える方と教えられる側がぶつかることがメインの作品と思っていました。しかし実際見てみると、もっと奥の深い人生ドラマを織り込んでいて、記憶に残る1本となりました。
そして音楽の方も想像以上に良かったです。ジャンルを超越したところは、『奇跡のシンフォニー』と共通していますね。
カット割りと時間軸が前後するので、多少見づらいかも知れませんが、映画ファンなら見応えたっぷりの作品ですので、ぜひDVDでご覧になってください。

クラウス監督がこの作品の構想を練っていた8年間の時間の中で、新聞記事あった一枚の写真に目が釘付けになったのです。
それはとある刑務所で80歳の年老いた女性が、刑務所でピアノを教えている写真でした。その写真からインスパイアされてこの作品ができたそうです。

監督はこう語ります。
「人間は、たとえ年老いても、自分に残された時間をただ生きるのでなく、別なチャンス、別な世界に入っていくチャンスがあるのだ。少なくとも年老いてすり切れていくことに抗うことはできるはずです。」
このコメントを見て、納得しました。

作品の中で老いたピアノ演奏家クリューガーはなぜ、凶暴・粗悪な殺人犯ジェニーに、何の恐れもなく近づいて、親しくピアノを指導しようとしたか。
彼女は口癖のように、私には音楽しか見えない。だからあなたがどんな人だろうと関係ないとジェニーに告げました。それはジェニーの才能を見込んだからばかりではなかったのです。

作品の中でカットバックされていく、クリューガーの過去。
それは第二次大戦にドイツ軍の従軍看護婦をしていた頃の悲しい想い出。秘めたる恋の相手が、思想犯として捕まったとき、聖書のペテロの如く「その人は知らない」と答えてしまったのです。愛する人を見殺しにしてしまった。その人が、生きていたらどんなにか才能を開花させることができただろうに。」
クリューガーは戦後ずっと、自分を責め続けました。そして、愛する人が獄中死した刑務所の地を離れずに暮らしていました。だから、ジェニーに出会ったとき、天性の才能を開花させることが、自分のミッションであり、せめてもの許しになるのだと感じたのだろうと思います。

信念でピアノ演奏を押しつけようとするクリューガー先生に、何故だかジェニーはなつきます。看守だろうと、機嫌が悪ければ半殺しにしてしまうほど荒ぶるジェニーではあったのです。
どんな悪人でも、自分を恐れず聞く耳を持つものには、心を開くことがあるものだなと二人の絡むシーンで思えました。
孤独なジェニーにとって、初めて自分を理解してくれる人と出会った気になったのでしょう。殺人犯というだけで、人は心を閉ざします。その悪を持って、その人の人格全てを裁くことが、できるでしょうか。そして裁くだけの資格を持っているものでしょうか。
ジェニーの語る身の上話を聞くに付け、小地蔵は彼女に深い同情を禁じ得ませんでした。さらに関係者の話がつけ加わって、無実なのかも知れないとまで思えたのです。

脱線しますが、なぜ悪人こそ救われるべきなのか?親鸞聖人の言葉に?と思う人も多いことでしょう。でも、、この作品のように、一方的に悪人のレッテルをぺたりと貼って、善人面をしている人のなんと多いことでしょうか。
行為さえ為さないものの、心の中では常に悪しき我欲に包まれている人は、善人と言えるのか、はなはだ疑問ですね。

さて、彼女の身の上を、全て肯定的に聞いてくれたから、ジェニーはクリューガーに好きだと告げたのです。けれどもその告白には、クリューガーにとって苦い想い出を呼び覚ますものでもあったのです。
クリューガーの過去という伏線が、この作品の影の部分として味わいを深いものにしています。

ラストの最後の演奏につなげていく、クリューガーの思いついた作戦は、ホント犬も驚く予想外!
そして最期の4分間は映画史上いや音楽史上でも、かつてない驚天動地の壮絶演奏でした。ここは「必聴」ですよ。

新人というのに、ハンナー・ヘルツシュプルングは感情のほとばしるジェニーの喜怒哀楽を完璧に演じていて、すごいと思いました。
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わたくしの住む街のミニシアターの館主のおじさんがやたら褒めてたので、暇だしと、どんなものかと観にいきました。

かつて天才的なピアノの才能を持ってたのに、人生をふいにし刑務所に入った女と過去に深い傷をもつピアノ教師の老婆とのふれあいがストーリーの軸。最後にちょっとした見せ場があると思ったが、そこも特に印象に残らず。

つまり、音楽を題材にした映画として異色なところは何もなし、といった感じでした。人生おいつめられても、それでも音楽はあったのさ程度の題材なんて今更動かされません。

というかミニシアター系の映画ってメジャー系の映画よりも、宣伝に虚飾が入りすぎていると思う。「弾く時だけわかる。何のために生まれてきたのか」って、結局なにがわかったのさとつっこみを入れたくなる。その程度の映画でした。ちなみに、老婆役の女優さんが福田元総理に似てます。

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