鈍色ショコラヴィレ ビエンナーレ
プロット
日本
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マダム・ウェブ
プロット
アメリカ
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プロット
日本
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つ。
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日本
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日本
03月01日 上映
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人間の條件 第1・2部評論(3)
最近の映画を観ていると直ぐに退屈して寝てしまう。
話のつまらなさ、くだらなさに加えて、出演者達の学芸会じみた演技の数々。何よりもその志しの低さはいかんともし難い。
「人間が人間を信用しなくてはいけない」
五味川純平原作。小林正樹監督による本作品には“その”高い志しの精神が溢れている。
だから1部・2部併せて3時間半もの長丁場なのにあっという間に過ぎて行ってしまう。
確か小学生の頃にテレビで断片的に観て以来だから、実質的には初見と言ってもよいかな。
この映画の主人公仲代達矢演じる《梶》とゆうキャラクターは、あくまでも“理想的”な人物像でしか無いと思う。
特に当時の戦時下に於いて、多少なりとも上層部に対して物言いが言えるとはとても考え難い。
寧ろ「君はヒューマニズムの列車に乗っていろ…俺は俺流にやる!」と言い放つ、山村聰の方が現実味に近い。
“理想像”であるだけに、廻りから裏切られた時の苦しみは計り知れない。
それは全て、“進め一億火の玉だ”“欲しがりません勝つまでは”等のスローガンを信じたばかりに、悲劇に向かって突き進んだ過去の反省に基づいていると言えないだろうか?。
《梶》とゆうキャラクターは、2度と悲劇を繰り返してはいけない為に生まれたキャラクターであり、我々日本人1人々々に架せられた“足枷”なのだ…と。
出演者達の素晴らしさは今更言うのも野暮だろう。
特に素晴らしいのは、何かにつけて事なかれ主義で責任逃れをする所長役の三島雅夫に、娼婦館の女主人の淡島千景。更には憲兵役の安部徹に古屋役の三井弘次。
これに中国人役の宮口精二に、班長役の小沢栄太郎。。勿論相棒役となる山村聰に奥さん役の新珠三千代等々、挙げだしたらきりがない。
東野英治郎や佐田啓二を始め、名だたる名優達が単なる脇役出演なんだから、その凄さが分かって貰える筈です。
日本映画界が、世界に誇れる超ド級の骨太作品です。
リアリティに満ちた内容。戦争を美化せずにその狂気が剥き出しに描かれている。理不尽で容赦ない一方的な暴力。逃げ場のない暴力地獄。狂気を常識にしてしまう戦争の恐ろしさ。これこそ正にウルトラバイオレンス。過去に日本人が起こした過ちと真っ向から向き合うことの出来る貴重な反戦映画だった。そんなこの作品の最大のテーマは、狂気の中でいかに人としての心を持って生きていけるかというもの。しかし一筋縄では行く訳もない混沌とした現実。とてもリアリティのある内容に凄く考えさせられた。
多彩な役者陣のそれぞれ違った味わい名演技も見どころのひとつ。
撮影、演出、美術、豪華俳優陣の熱演
どれもこれも文句のつけ様はない
本作の舞台は太平洋戦争の末期の満州
あれから75年近く時は流れた
21世紀の現代では皮肉なことに中国人自身が、ウイグル人や少数民族、政治犯や法輪功などの宗教人をこのような収容所に閉じ込め、この映画以上の苛烈なことをなしているのだ
八路すなわち中国共産党がそれを自らしているのだ
それほどまでに時は流れたのだ
ヒューマニズムを見失わないことが人間の條件なのだ
この言葉は21世紀の今では、中国自身にこそ向けられるべき言葉だ
日本人が本作を観て過去の反省を活かすならば、今この瞬間のヒューマニズムを見失わないようにしなければならない
中国の逆コースの現実を見てみないふりをすること
中国のこのような不都合な姿を擁護するようなことこそ、本作の反省を活かしていないと言うべきだ
香港の若者達の姿は本作の収容所の特殊工人に重なって見えるはずだ
収容所の中国人のリーダーの王、もちろん中国共産党員だろう
彼は梶にこういう
人間は誰しも間違いは誰しもある、しかし決定的な瞬間の誤謬は犯罪だと
傍観していることは人道主義の仮面を被った殺人狂の仲間になることだと
恐ろしい皮肉だ