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ガーダ パレスチナの詩評論(1)
一人の女性にスポットを当てただけで、彼女の親族がイスラエルの攻撃によって死んでしまう現実が浮き彫りにされたり、意味不明の乱射攻撃に晒される現場をも経験してしまうという危険な地域。近所の人はイスラエル軍の駐留に対して投石というささやかな抵抗。いつ殺されるかわからないという緊迫した状況であっても隣近所支え合って生活していかねばならないのです。
教師という職業を選らんだこともあって、彼女は人生の目標をパレスチナ女性の苦難の歴史を本にすることに決める。1948年にお祖母さんが経験した故郷を追われた悲劇。国境に生きる農家の生き様。イスラエル建国の日からパレスチナ受難の日々が続いてきたことを書き連ねていく決心をしたのです。
日頃、ナチスに虐待されたユダヤ人の映画ばかり観ていると、ユダヤ人によるパレスチナ人の虐待が信じられないというのが率直な感想で、認識が甘く、とても恥ずかしかった。ガーダ自身もイスラエルが憎いというよりも、「アメリカが悪い」と言っていた印象が強く残ります。また、彼女が平和を求める切なる声も字幕では「たたかう」という言葉で表現していましたが、実際にはstruggleと言っていたので安心しました。考えてみると、生きていくことは全てたたかうことなのだろうと思います。と、職業訓練と再就職でたたかってるkossyが書いてみました。