いとこ同志劇情

田舎から受験のために上京した純情な青年と、都会育ちの青年を主人公に、恋愛をめぐって傷つきやすい青年期の心理を描いたドラマ。脚本・監督ともにフランス映画界の新進クロード・シャブロル。撮影は「恋人たち」のアンリ・ドカエ、音楽はポール・ミスラキが担当。出演は「殺意の瞬間(1956)」のジェラール・ブラン、新人ジャン・クロード・ブリアリ、映画初出演のジュリエット・メニエル、クロード・セルヴァル、ミシェル・メリッツ等。製作クロード・シャブロル。

いとこ同志演員

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いとこ同志評論(8)

Psnigxkoshm
Psnigxkoshm
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勉強家だけど不器用で要領が悪くて万事が上手くいかない主人公シャルルと、遊び人だけど器用で要領が良くて万事が上手くいく従兄弟のポールの、「世渡りのありさま」とその「対比」に妙にリアリティがあってゾクゾクした。ラストは嫉妬と憎しみからポールを銃殺しようとしたシャルルではなく、なだめようとしたポールが誤ってシャルルを撃ってしまうという皮肉な結果に。この構図には人生や世の中での思い通りにいかない歯痒さみたいなものが上手く投影されていると思った。レコードから流れるモーツァルトやワーグナーなどクラシックミュージックの使い方や、斬新でトリッキーなカメラワークなどにも面白味があり楽しめた。
Udlsfleeua
Udlsfleeua
結局は勉強の仕方が下手だったんじゃないかと思わせるシャルル。本屋に万引きしていいよと言われた本も返してしまうし、他に趣味を持たないのがいけなかった気がする。大学の授業では真剣にノートを取らずに、コピー屋で授業のコピーを買って自宅で夜勉強する・・・

パーティで盛り上がって、フローランスとデートの約束を取りつけたのに、時間を間違えたせいでポールと悪友クロヴィスから説得され、シャルルと付き合うことを辞めてしまう。まぁ、恋多き女であり、一方のシャルルが童貞というのもダメになる原因だったかもしれないが。

遊んでばかりのポールが試験に合格して、勉強しかしなかったシャルルが不合格、留年となってしまう。ノートと学生証を川に捨て、ポールと同居している自宅に帰ると、拳銃に弾を込める。いつもは弾は入ってなかったのだ。寝ているポールに銃口を向けるが、思いとどまるシャルル。朝起きて、いつものように冗談のようにシャルルに銃を放つ・・・空砲だったはずなのに、シャルルに命中し、死んでしまうという悲劇。人生上手くいかないものだな・・・
Skgmxinshop
Skgmxinshop
総合:55点 ( ストーリー:60点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:55点|音楽:60点 )

大きな現代的な造りの部屋に住み車を乗り回し享楽にふけるポールと、田舎から出てきた真面目で純朴そうな青年の2人を対比させて描く。

前半はかなり退屈した。状況がよくわからないし物語に特に大きな動きもなく、派手に遊びまわるポールを見せられる。まるでフェリーニの『甘い生活』のようだ。そのような場面の描写は、演出が古くてちっとも面白くないし演技の不自然さが目に付いた。
ポールは何しているのかわからなかったが、シャルルと同じように試験を受けたのだからどうも学生らしい。彼がどういう人物なのか、状況がよくわからないのにも興味を削がれた。ポールがシャルルが明日試験だというのに宴会して思いっきり騒ぎ立てるのにも呆れた。
シャルルの不器用さと対応力の無さも気になった。明日試験なのに彼はどうして騒ぎ立てるポールを止めようともしないのか、ポールよりもシャルルの無能さを侮蔑してしまった。彼はあまり状況を変えられるだけの力も無かったし、上手くいかない時に思い詰めすぎる。そんな彼が上手く生活をまわせず迎える結末は衝撃的であったが、このような展開は極端すぎるとも思った。

映像は多くが部屋の中で白黒で撮影されていて、パリの華やかな街並みも大学での生活も殆ど描写されない。映像としてはつまらないし面白みがないだけでなく、世界観が少数の人間関係だけになり狭くなっていたのも好きになれない。
Onsmkxpgish
Onsmkxpgish
いとこ同志についての個人的な解釈です。

ふつう、ものがたりは勧善懲悪をもっている、と思う。
露骨にそうでなくても、悪いことをしたひとは窮地へおちいり、良いことをしたひとは報われる、という帰着点があるはずである。

いとこ同志が新しかった理由は、そうでなかったことにあった。
とても新鮮だった。

しろうとの感想──に過ぎないが、1950年代あたりまでは、映画に、アンハッピーエンドが、ほとんどなかった。

アメリカンニューシネマもヌーヴェルバーグも過去のものなので、わたしには、その両者に先も後もない。

それらの潮流を経て、めでたしめでたしな大団円──では終わらない映画=アンハッピーエンドが、発明された。
なんか、すごくバカっぽい言い方だが、だいたい合っていると思う。

アンハッピーエンドが発明されると、悪行を重ねながら逃避行するボニーとクライドとか、頭にダイナマイトを巻き付けて頓死するフェルディナンとか、暗澹たる結末を持った映画が増えていった。

いまはそれがめずらしくない。

しかし、いとこ同志が、それらよりも、近年の映画さえ──よりも、新鮮なのは、かんたんに言えば、悪い人がむくわれてしまい、良い人がむくわれない世界だったからだ。
それはピカレスクロマンでもカタストロフでも、アンハッピーエンドでさえなかった。

そんな世界が、さりげなく描かれている。

この映画のデマンドの叙説には、こんなふうに書かれている。
『クロード・シャブロル監督が『美しきセルジュ』の後に手掛けた第2作で、等身大のヌーベルバーグを体現。みずみずしい青春の光と影を斬新な描写を交えて描き出す。』

汎用な解説としては「みずみずしい青春の光と影を斬新な描写を交えて描き出す」──と曖昧な言い方をせざるを得ないのは解る。
ただ、いとこ同志の真価は、みずみずしい青春でも、斬新な描写でもない。
その非倫理である。
新しい。──と、見た当時、思った。

ところがシャブロルは、それをテーマにしていたわけじゃない。
意識してやった感じさえない。

どこのヌーヴェルバーグの概説でも、シャブロルは、ゴダール、トリュフォーに次いで三番手に語られる作家だった。作風も、先鋭なゴダールとヒューマニストのトリュフォーの中間地点だった。が、私的には「いとこ同志」こそが「ヌーヴェルバーグ」だった。

器用だけれど、散らかった才能の持ち主だった。
ヒッチコッキアンとされており、サスペンスで顕現した、かとおもえば、崩したコメディもある。統一感のない作風だった。
と言っても、晩年まで精力的だったので、多作であり、個人的に見たのは四五作、おそらく全仕事の十分の一に満たないと思う。

だが、個人的に、そのように解釈している。

コリーフィンリーという監督が2017年にサラブレッドという映画をつくった。
オリヴィアクックとアニャテイラージョイが出ている。
あっちの監督は、映画を見ているし、知っている。

映画の正規な情報は、しかるべき解説を参照してもらえばいいが、わたしにとってサラブレッドは、現代に翻案した、いとこ同志だった。
Rewpnviexeso
Rewpnviexeso
シャルル(ジェラール・ブラン)は受験のため、パリに住むいとこ、ポール(ジャン=クロード・ブリアリ)のアパートにやってくる。
シャルルはまじめな学生、ポールは遊び人で要領がいい。
誰もが青春時代に出会うような事柄が出てきてシンミリ。

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