最も知能指数が高いといわれるイルカの生態を利用した政治的陰謀を阻止せんとする海洋学者の戦いを描く。製作総指揮はジョセフ・E・レビン、製作はロバート・E・レリア、監督は「キャッチ22」のマイク・ニコルズ、原作はロベール・メルルの同名小説、脚本はバック・ヘンリー、撮影はウィリアム・A・フレイカー、音楽はジョルジュ・ドルリューが各々担当。出演はジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・デヴァー、ポール・ソルボノ、フリッツ・ウェーバー、ジョン・コークス、エドワード・ハーマン、レスリー・チャールソン、ジョン・デビッドなど。
イルカの日評論(2)
人間の浅はかで愚かな悪い考えが、博士夫妻につらい決断をさせ
イルカ達との哀しい結末に、、、
ラストシーンが重いです。
でも、私が一番好きな映画です ^_^
この作品はどちらかというと、音楽に泣かされる動物愛もの。しかも裏では陰謀が渦巻き、大統領専用船を爆発するという事態にまでイルカが利用されるのだ。人間とイルカ。イルカは哺乳類であることは知られているが、かつては陸上で生活し、数百万年前に海に戻っていったとされる生物。その過去への哀愁を感じさせるほど、ラストは名シーンだし、本来なら共存関係であったはずのイルカ。でも、映画を観てもTVアニメ『海のトリトン』を思い出さずにはいられない。
そしてこの映画を観れば映画『ザ・コーブ』によってイルカ漁がバッシングを受けたことも理解できる。『フリー・ウィリー』や『イルカと少年』など多くのイルカ映画が作られたのも事実。やはりイルカはともだちだ!