エルンスト・ルビッチが1939年にグレタ・ガルボ主演で作った風刺喜劇「ニノチカ」の再映画化で今回はブロードウェイで上演されたミュージカル・プレイに従っている。メルシオール・レンギールの「ニノチカ」を原作にレナード・ガーシュとレナードスピーゲルガスが脚本を書き、「サンマー・ホリデイ」のルーベン・マムーリアンが久方ぶりに監督した。作詩作曲はコール・ポーター、ミュージカル台本をジョージ・S・カウフマン、リューイーン・マクグラス、エイブ・バロースの3人が書いた。撮影は「Z旗あげて」のロバート・ブロナー、音楽監督はアンドレ・プレヴィン。主演は「パリの恋人」のフレッド・アステア、「ラスヴェガスで逢いましょう」のシド・チャリシー、「高原児」のジャニス・ペイジ、「バスター・キートン物語」のピーター・ローレ。
絹の靴下評論(1)
知名度はイマイチですが私はとっても好きな作品。
映画の中では当時のソ連から来た女性ニノチカ。
シャンゼリゼの美しくライトアップされた町並みを見ても
「電力の無駄使いだわ!」と吐き捨てる様に呟くソ連人のニノチカ。
シド・チャリシーの硬めの表情とあいまって本当に笑ってしまいます。
そんなニノチカなのに実は憧れてやまないものがあった。
それが「絹の靴下」に象徴される女性の身を飾る品々。
憧れを体一杯に表すニノチカのダンスシーンは
美しくも切なくて大好きです。
それこそが民主主義国の自由な生活の素晴らしさを
暗示してるのですね。
男性はどうか判らないけど
女性なら、ぜひ観て欲しいですね。
もちろんフレッド・アステアのダンスも素敵ですよ!!
@もう一度観るなら?
「実はDVDでしか観てないので、ぜひ映画館で観たい!」