人質交渉人(ネゴシエーター)のふたりの男が、人質犯と彼に指名された交渉人という立場で対峙するサスペンス・アクション。「ジャック」のジェームズ・デ・モナコとケヴィン・フォックスのオリジナル脚本を、「セット・イット・オフ」のF・ゲーリー・グレイが監督。製作は「ジャングル・ジョージ」のデイヴィッド・ホーバーマンと「L.A.コンフィデンシャル」のアーノン・ミルチャン、製作総指揮は「チカチーロ」のロバート・ストーンとウェブスター・ストーン、「フラバー」のデイヴィッド・ニックセイ。撮影は「タイタニック」のラッセル・カーペンター、音楽は「チャイニーズ・ボックス」のグレアム・レヴェル、美術は「ブロークン・アロー」のホルガー・グロス、編集は「フェイス/オフ」の、クリスチャン・ワグナー、衣裳はフランシーヌ・ジェイミソン=タンチャック。主演は「スフィア」のサミュエル・L・ジャクソンと「真夜中のサバナ」のケヴィン・スペイシー。共演は「コンタクト」のデイヴィッド・モース、「L.A.コンフィデンシャル」のロン・リフキン、「コップランド」のジョン・スペンサー、「戦火の勇気」のレジーナ・テイラー、そして本作が遺作となった「ブレーキ・ダウン」のJ・T・ウォルシュほか。
交渉人評論(20)
前半から中盤にかけては、プロの交渉人同士の緊張感ある駆け引きが展開されてよかった。犯人のダニーもプロなので、お互い手の内分かった上でのハイレベルな駆け引き。シビレました!いろんな邪魔(主に署長とベック隊長 笑)が入って思うように進めれないクリス。怒りを露わにするシーンもあったけど、「分かるよー、気持ち分かるよー、クリスー」と終始共感しておりました。
後半の黒幕を特定する展開はちょっと盛り下がったかな。ダニーとクリスで黒幕にたどり着いたわけじゃなく、黒幕側からの登場・・。しかも、伏線とかがあったわけじゃなく、唐突に登場だったから、軽く驚いたけど、そんなにインパクトはなかったかな。
個人的に、最後の隊長の「死ぬなんて甘いぞ」とひと言はよかった。実に共感できた。邪魔し役でいけ好かないと思ってたけど、このひと言で評価アップでした 笑
ケヴィン・スペイシーが出演する映画は、面白いのが多い。