アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコサスペンスの古典的名作。不動産会社に勤める女性マリオンは恋人サムとの結婚を望んでいたが、サムは元妻への慰謝料の支払いに追われ再婚を渋っていた。そんな中、会社の金4万ドルを銀行へ運ぶことになった彼女は、出来心からその金を持ち逃げしてしまう。サムの元を目指して車を走らせるマリオンだったが、大雨で視界が悪くなり、偶然見つけた寂れた宿「ベイツ・モーテル」でひと晩を過ごすことに。そこで彼女は、宿を1人で切り盛りする青年ノーマンと出会うが……。アンソニー・パーキンスがノーマン役を怪演。
サイコ(1960)評論(20)
その間、テレビで映画やドラマなどを観てお茶を濁しているのですが、
『羅生門』や『ゴッドファーザー』3部作、そしてこの『サイコ』など、テレビで観ても最後まで目が離せない傑作があることを改めて痛感している今日この頃。
テレビの録画で観ただけなので、決して「鑑賞済み」にはしませんが、久しぶりにレビューを書きます。
これぞ映画!
これぞ傑作!
モノクロの妙味!
人の脳は殆んど不明、つまり脳の働きの機微は未だに殆んど解明されていないという事を、まざまざと見せつけてくれる。
素晴らしい脚本!
素晴らしいキャスティング!
この作品のあらすじを語るのは、無粋というものですね。
白紙の状態で、先が見えないエンターテイメントを楽しみたいと思います。
テレビ放映でも一気に見られたということは、劇場ではいかばかりか…
コロナ収束の暁には、大劇場の精細な映写で、改めて堪能したいと思う大傑作でした。
そのモーテル経営者は過去にの忌まわしい体験をもっていて、、。
効果的なBGM、役者を追うカメラワークが主体、不気味なシーンになると顔アップに寄るカットに移る。シンプルだが効果的なカメラワークには学ぶべきものがある。約60年前の映画だが、スリルある映画。とても素晴らしい。
古い映画ですからストーリーはシンプルですが、シンプルに怖かったです。
でも白黒映画なので、血の色が真っ赤でなかったので堪えられました(笑)。
1に関してはレビューは必要ない
構図 カット 演出と音響、様々な点で教科書でありパイオニアなのは間違いないでしょう。
じゃあ飛び上がるほど面白いのか?と言われれば 2019年の今となれば、そこまで面白いものではない。 しかし、
一般家庭にテレビも冷蔵庫も洗濯機も無い時代に創られたエンターテイメントの原本といえる資料的な面白さだ。
逆に2を見れば 『下らない映画はどういう物か?』というのが凄く良く分かるので
映画の良し悪しを感じるモノサシが伸びること間違いなし。
なので最高な1と最低な2を続けて見るのがオススメです。