映画に登場したダンス・シーンの傑作場面をセレクトして編集し直した踊りの名場面集。製作はデイヴィッド・ニーヴン・ジュニアとジャック・へイリー・ジュニア、エグゼクティヴ・プロデューサーはジーン・ケリー、監督・脚本は「ザッツ・エンタテインメント」のジャック・ヘイリー・ジュニア、追加撮影はアンドリュー・ラズロとポール・ローマン、音楽はヘンリー・マンシーニ、編集はマイケル・J・シェリダン、衣裳はロン・タルスキーが担当。登場するダンサーはフレッド・アステア、ミハイル・バリシニコフ、レイ・ボルジャーなど。映画は6つのパートに分かれ、それぞれ映画のダンス・シーンに貢献した人々(ミハイル・バリシニコフ、レイ・ボルジャー、サミー・デイヴィス・ジュニア、ジーン・ケリー、ライザ・ミネリ)がナレーションを担当している。「バークレイ時代」を扱った<パート1>は、バスビー・バークレイ時代の傑作「青空狂騒曲」「四十二番街」「ゴールド・ディガース」等のフィルムを、ジーン・ケリーの解説で写し出す。バークレイ映画の影響でダンサーたちが次々と世に出る道を切り開き、ある時代を作ったのが「アステア=ロジャーズ時代」。2人の名シーンを中心にさらに、サミー・デイヴィス・ジュニアの登場、「オズの魔法使い」のヒットなどを扱っている。<パート3>は「クラシック・バレエの世界」。バリシニコフのナレーターで、ヌレエフや「赤い靴」のモイラ・シアラー等のバレエ・シーンが展開される。<パート4>では「ミュージカル映画の黄金期」が登場、「土曜をあなたと」「舞踊への招待」「雨に唄えば」等、MGMミュージカルの代表作が登場。<パート5>では、ブロードウェイのヒットミュージカルの映画化作品が登場。ナレーターはライザ・ミネリ。「ウエスト・サイド物語」「スイート・チャリティ」が写し出される。そして今日と将来を展望するのが<パート6>。再びジーン・ケリーのナレーションで「フェーム」「フラッシュダンス」、マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」等が写し出される。
ザッツ・ダンシング評論(1)
㊗️DVD発売
『ザッツ・エンタティンメント』を観て。あまりの素晴らしさに感激し、「いつかこの中の作品全てを集めたい!」
そんな願望をやっと叶えた直後、この作品がLDで発売される。
当然の様に頭をもたげる《収集願望》と、それに付随して訪れる金欠アリ地獄の日々(p_-)
そんな幾多の困難を乗り越え、この作品に紹介されているバズビー・バークレーやコンドス・ブラザース。ニコラス・ブラザース&シャーリー・テンプルとタップの神様ビル・ボージャングル・ロビンソン等々。多くのビデオを集めたところ…。
元々、英語が分からないから、それらの本編を観てもなかなか楽しめず。結局はこのLDをリピートしていた…って言う本末転倒のあの頃(ー ー;)
此処に収録されているのが、ミュージカルの王様と言えるMGMは勿論のこと。RKO・FOX・ワーナー等の各映画会社を代表するミュージカルばかり。
流石に、この手のアンソロジー作品の元祖と言える『ザッツ・エンタティンメント』と比べてしまうと、(特に終盤の70年代以降)今ひとつと言わざるをえないのですが。
兎にも角にも観てもらえば分かりますが。素直に「楽しい!」と言って貰える作品になっています。
それにしても、今ではyoutubeで検索すれば簡単に観れてしまうんだからなあ〜(ㆀ˘・з・˘)