ショーン・コネリーから三代目ロジャー・ムーアにバトン・タッチされて新たに登場したシリーズ八作目。製作はハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ、監督は「007/ダイヤモンドは永遠に」のガイ・ハミルトン、イアン・フレミングの原作をトム・マンキーウィッツが脚本化。撮影はテッド・ムーア、音楽はジョージ・マーティン、主題歌をポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーが作曲し、“ジェームズ・ボンドのテーマ曲”をモンティー・ノーマンが作曲している。編集はバート・ベイツ、レイモンド・ポールトン、ジョン・シャーリーが各々担当。出演はロジャー・ムーア、ヤフェット・コットー、ジェーン・シーモア、クリフトン・ジェームズ、ジュリアス・W・ハリス、ジェフリー・ホールダー、デイヴィッド・ヘディソン、グロリア・ヘンドリー、バーナード・リー、ロイス・マクスウェル、ロイ・スチュアート、B・J・アーノウ、マデリン・スミスなど。
007/死ぬのは奴らだ評論(11)
『007』シリーズ8作目
『死ぬのは奴らだ』
3代目ジェームズ・ボンド役はロジャー・ムーア
監督は『ゴールドフィンガー』『ダイアモンドは永遠に』のガイ・ハミルトン。
ロジャー・ムーアになってからの007はコミカルで、どこか軽い感じに。
本作なんかは特に軽い。
そしていらないシーンが多すぎてテンポが悪い。
さらに
わざとなのかはわからないが、悪役を全員黒人にするのはどうかと思う。どうしてもそうしたいなら、せめてその時代以降するべきだ。
自分は
ロジャー・ムーアの記念すべき1作目はヒドい出来になっていると思うので2.0
近作からロジャー・ムーアになって、何があっても慌てず騒がず軽い減らず口や冗談でいなしてかわしていくようになる。コネリーが持っていた渋みが失せたという声も多いが、私はムーアのこのような軽いボンドも好きである。
内容はかなり喜劇色が強くなっていて、とにかく派手に車や船を壊しまくり、それで地元の陽気で頭の弱そうな警察がきりきり舞いさせられるというかなり馬鹿げた寸劇もあって、従来のボンド映画らしくない部分もある。でもこれもムーア路線には合っているとも思う。飛行機・車・船・鰐・鮫と忙しく立ち回り、内容は薄いが気楽に馬鹿騒ぎを楽しめる。
しかし、初のムーアボンド作品は……酷い。
話に重みがまるで無いのです。本当にスパイ映画かと疑うほどに、何も無いです。敵もインパクト皆無。ただドタバタと話が進み、クライマックスも無く、テンポが悪いです。結果、記憶に何も残らない映画となってしまいました。
ボンドガールのジェーン・シーモアも美しいのに……彼女のキャラがパッとしなくて本当に残念。全体的に無理矢理感が…。
記憶に残ったのはポール・マッカートニーの主題歌だけですね。
ロジャー・ムーアのボンドは見物だけど、これはハズレでした。前作の「女王陛下の007」が名作だっただけに本当に残念です。
・強力磁石の腕時計に何かと頼りすぎ
・ブードゥ教の怪しい踊りや儀式
・飛行機や車や船がとにかくぶっ壊れたり爆発音爆破シーンの派手な印象しかない
ロジャー・ムーア版ボンドは、ショーン・コネリーよりシュッとしたイケメンだけど、やっぱり軽い(^_^;)
それにしても、相変わらず敵がマヌケ…
わざわざ施設を紹介してから殺そうとするから、殺し損なうと壊滅されるという(^_^;)
見どころは、ボートでのチェイスシーン。爽快で、見応えありました(^^)b
とりあえず、義手の男がマイケル・ジョーダンにしか見えない(^_^;)