「悪魔のような女」のアンリ・ジョルジュ・クルーゾーが十数年来親交の間柄であるピカソの登場をあおぎ製作・監督した美術映画。しかし、これまでの美術解説映画、記録映画の概念から全くはなれ、クルーゾーは独創的な画家の純粋美術映画制作の野心をスクリーンに結実させている。撮影は「罪と罰(1956)」のクロード・ルノワール、音楽は「ノートルダムのせむし男」のジョルジュ・オーリック。使用音楽にはスペインの舞曲(フラメンコ・ギターとカンテ・フラメンコ)を含んでいる。日本語版解説は俳優座の永井智雄。五六年カンヌ映画祭で審査委員会特別賞を受賞している。一部分シネマスコープ版でイーストマンカラー、一九五六年作品。別邦題「ミステリアス・ピカソ
天才の秘密」。
ピカソ・天才の秘密評論(3)
映画のために描きおろしたものばかいなので、絵の楽しみよりも、ピカソ本人の映像のほうが興味深い。後半の油絵などは、特に裸婦像において、創作過程が如実にわかり、ピカソの頭の中も推し量れるくらい面白い流れ。しかもシュールなエンディングだ・・・
めちゃくちゃ面白い!
ピカソのドキュメンタリーではなく、
ピカソの描くライブペインティングを撮ったドキュメンタリーです。
どんな線を引くかとか、どんな色を置くかとか想像しますが、
さすがはピカソはるか斜め上をいきます😃