「ナイト ミュージアム」のショーン・レビ監督が「デッドプール」のライアン・レイノルズとタッグを組み、何でもありのゲームの世界を舞台に、平凡なモブキャラが世界の危機を救うべく戦う姿を描いたアドベンチャーアクション。ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。共演にテレビドラマ「キリング・イヴ」のジョディ・カマー、「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ。
フリー・ガイ評論(20)
すみっこぐらしのギャグバージョンって感じの映画でした。
そりゃあ自分のためのものに決まってるじゃん
そんな普遍的なテーマをストレートに描いてくれています。
よりにもよってグラセフみたいなゲームの中の、プレイヤーから殺されたり奪われたりし続けるだけの背景キャラに過ぎない主人公が自我を獲得したらどうなるのか。
そんなWhat ifをちょっとツイストを効かせつつ、基本的にはストレートに語ってくれる優しい映画でした。
ライアンレイノルズが真っ直ぐ純粋なキャラを演じているのですが、いかんせん彼なので。
常に悪ふざけを始めるギリギリみたいに見えるのも込みで、楽しめました。
一見すると軽いノリですが、筋の通った普遍的なテーマをしっかりと描けている点ははっきり美点です。
良くも悪くも、ささやかなお話で、好みが分かれることも少ないのかな、と。
疲れたときに観る映画ですね。
ゲームキャラの再現がいい感じだなと思います、無駄にぴょんぴょん飛んだり壁にぶつかり続けたりとあるあるが上手い感じになってました。