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返校 言葉が消えた日評論(20)
学校の怪談、圧政篇。
捏ねているようで端整な仕上り。
晩年の大林宣彦ならどう撮ったろう。
その心象風景が「ヘルレイザーもどき」となって脈絡もなく しつこく登場します
ストーリーや時代背景もふわっとしていて良くワカラン
音響効果 劇伴 エンディングテーマもわざとらしくて鼻白む
寝ながら見たけどいつまでも終わらない悪夢の時
学校に帰る、ということのようです。
でも、映画の中では、校門から外に出られない
と、言ってました。
英語タイトルはDetention(居残り)。
では、
「言葉が消えた日」の中に、閉じ込められた?
でも、校返ならば、
言葉が消えた日に、帰るということなのか?
誰が、帰ろうとしているのか?
それとも、帰ったのか?
言葉が消える
とは、言論統制を指しているけど
主人公の女子高生が閉ざしていく世界
(多感な思春期を襲う現実や恋)
をも言ってるような・・・。
ラストは、やっぱり学校に帰ってくる。
スリラー映画以上の、怖さを感じました。
利用されたんだよ。生きろ。生きていれば自由になれる。と言う先生の言葉が重い。