砂漠のど真ん中で地雷を踏んでしまった兵士の孤独な戦いを描いたフランス製サスペンススリラー。砂漠をパトロールしていた兵士デニスは、誤って地雷を踏んでしまう。足を離せば地雷が爆発することはわかっているが、周囲は見わたす限り無人で助けを求めることもできない。絶体絶命の危機に陥ったデニスは、どうにかしてこの状況を切り抜けようと悪戦苦闘する。主人公デニス役に、「もうひとりの息子」のパスカル・エルベ。共演に「ポーラX」「変態村」のローラン・リュカ。2015年1~2月にヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2015」上映作品。
トラップ評論(7)
予告編はかなりワクワクさせられた。
しかし、肝心の本編は正直イマイチだ。
物語にワクワクがない。ドキドキも殆どなかったといえるだろう。
まず、この物語で大切な、主人公の孤独感とか絶望感をあまり感じなかった。もっと、死ぬ寸前だと思わせるような演出があってもよかったと思う。
最後に敵兵が戻って来なければ、まだまだ生き残れそうな感じがした。
主人公にまだまだ余裕があると思う。
もっと痛め付けたら面白かったのではないか。
うーん。ストーリーは面白いが、いかしきれてないと思う。もっといろんな事件を起こしてもいいんじゃないかと思う。
ただ、何も残らない映画です。こんな緊張感を「楽しむ」映画ということでよいんでしょうか。
そうだとしたら、まあまあゲスな製作陣だなあ、と感じなくもない。戦場が残酷なものであることはわかるが、結局はシナリオの道具に使っているわけで、ある程度で見た方が良い。
でも最後まで見れたし、平均点ということで。