「ミスティック・リバー」「ミルク」で2度のアカデミー主演男優賞を受賞している演技派ショーン・ペンが、引退後ふたたび銃を取ることとなる元特殊部隊員を演じたアクション作品。除隊後、愛する恋人も捨て、ひっそりと平穏な生活を送っていた元特殊部隊最強の暗殺者ジム。除隊から数年後、ジムは何者かに命を狙われる。アフリカ・コンゴ民主共和国の鉱山利権に絡む極秘の大臣暗殺作戦に参加した、かつての仲間たちが次々と殺されている事実を知ったジムは、自身の身を守るため、そして命を狙う敵の正体を暴くため、再び銃を取る。主人公のジム役にショーン・ペン。「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「パシフィック・リム」のイドリス・エルバらが脇を固める。監督は「パリより愛を込めて」「96時間」のピエール・モレル。
ザ・ガンマン評論(20)
8年前のコンゴで要人暗殺後彼女を残して姿を消した傭兵ショーン・ペンは8年後コンゴのNGOで働いていたところで殺されかける。背後の組織を追ってかつての友人ハビエル・バルデムと再会するがハビエルはショーンの恋人と結婚して幸せに暮らしていた・・・というこれまたノワール臭立ちこめる男臭い一作。というか、グローバルな意味でB級アクションはフレンチに任せとけみたいなトレンドなんでしょうか、正解ですけど。
本作の監督は『96時間』のピエール・モレルですが製作総指揮がジョエル・シルバーでいつものベッソン傘下で作ってる頭の悪い感じはなくひたすら重たい叙情に満ちた小品でした。
ショーン・ペンの鍛えた体でのアクションは引き込まれた。しかし長かった。
ラストにヒロインと抱き合っているが、ムショで懲役長いだろうに
見た目の時間が経ってない。
物語のメインが多国籍企業の人道無視を訴えるって割には、観ててスッキリしない。
一個人では対抗するのは不可能だけど、アクション映画ならご都合主義でなんとかならなかったかな?