うつ病と認知症を併発した郷里の母のため、笑える絵葉書を毎日送り続けた女性の実話を映画化。テレビ番組「エチカの鏡」で紹介され書籍化もされたエピソードをもとに、「邂逅」のジャッキー・ウー監督がメガホンをとった。兵庫県西宮のマンモス団地で家族と暮らす38歳の原田美幸は、脳性麻痺を抱える5歳の娘の介護や育児に追われ、心のバランスを崩してしまう。そんな中、自分が娘の病気のせいで不幸になったと思い込んでいたことに気づいた彼女は、昔からの夢だった児童文学作家への道に進むことを決意。ところがある日、故郷・大分で暮らす65歳の母・喜子が認知症とうつ病を同時に発症したことが判明し……。タレントの鈴木紗理奈が主人公・美幸を熱演し、マドリード国際映画祭で最優秀外国語映画主演女優賞を受賞した。
キセキの葉書評論(12)
たしかに演技はくさいし、映像技術は高くない。
しかし、そこは観るひとの想像力と感性があればまったく問題ない。
人間の『気持ち』が、大切なひとをどれだけ勇気づけ、励ますものなのか、静かに心に染み込んでくる作品だった。
単館上映、しかも調布や関内でしか観ることができないのが残念。
口コミで上映館が広がることを望む。
ただ、ニュースでマドリード映画祭の記事を読み興味を持ちました。予告編を見ましたが、紗理奈さんの演技力が高く驚きました。期待を込めて星5つとさせていただきます。
始まり5分でほろほろ泣いてしまいました。
感動と勇気を与えてくれる本物の映画。
鈴木紗理奈さんはもちろんのこと、子役や、夫役、両親役など、皆さんバランスの取れた俳優陣。特に子役の好演が光ります。