パワー・オブ・ザ・ドッグ劇情

「ピアノ・レッスン」で女性監督として初のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したニュージーランド出身の名匠ジェーン・カンピオンが、ベネディクト・カンバーバッチを主演に迎え、1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、無慈悲な牧場主と彼を取り巻く人々との緊迫した関係を描いた人間ドラマ。大牧場主のフィル・バーバンクと弟ジョージの兄弟は、地元の未亡人ローズとその息子ピーターと出会う。ジョージはローズの心を慰め、やがて彼女と結婚して家に迎え入れることになる。そのことをよく思わないフィルは、2人に対して残酷で執拗な攻撃を仕かけていく。しかし、とある事件をきっかけに、残忍な性格のフィルの中にも、人を愛することへの可能性が芽生えていく。フィル役をカンバーバッチが演じ、ローズ役で「メランコリア」「The Beguiled ビガイルド
欲望のめざめ」のキルステン・ダンスト、ジョージ役で「アイリッシュマン」「もう終わりにしよう。」のジェシー・プレモンスが共演。2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。Netflixで2021年12月1日から配信。それに先立つ11月19日から一部劇場で公開。

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パワー・オブ・ザ・ドッグ評論(5)

Kpxhsgnsimo
Kpxhsgnsimo
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なんの予備知識もなく、池袋の映画館で「カンバーバッチの、今日からやってますよね❗️」とチケットを購入。
ただ、Netflixの配信前特別上映というと、ホムンクルスでの悪夢というか苦い経験があったので、TCGカードの割引は今回もダメかな、と思ってたのですが、シネリーブルは1,300円で鑑賞できました‼️
誰に向かって言えばいいのかよくわかりませんが、取り敢えず、天晴れ❗️です。

映画のほうも、ニュアンス的には語義相違のような気もしますが、天晴れな出来でした。
そうです、決して晴れやかな気分では終わりません。鑑賞後はむしろ、ゾッとするような寒気、怖気が余韻となって残ります。
大自然を舞台にした…というと普通だったら、この後に続くのは、牧歌的な、とか厳しい自然との共生を通じて、とかの言葉が続くことが多いのですが、終盤のまさかの展開によって、それまでのヒューマンドラマ的要素でほんわかと温まってきた気持ちが、瞬間冷凍させられます。

天晴れな、というのは、この展開から導かれるテーマについての捉え方・解釈が、たぶん十人十色どころか、百者百様なくらいに分かれると思うからです。
・母親からの嫉妬目線
・寅さんとは全然タイプは違うけど(笑)、叔父さんから学ぶことによる人生の拡がり(と思ってたのに!)
・自分のアイデンティティとも言える自分だけの専門的なスキルや嗜好はやっぱり大切
・ジョージが見せるあの時代においては希有とも言える公正さ

ざっくりと思いつくだけでも、色々な視点から見えてくるテーマが盛りだくさんです。他にもさまざまなのです。

〝テーマ〟なんてしゃらくさいこと言ってるようじゃお前はまだまだ半人前だな、そんな小賢しいこと言ってちゃダメだよ❗️と監督に叱られそうな気分です。
でも、この映画は、訳がわからん、と簡単には放っておけないくらい印象に残るし、じゃあ一体なんだったの?というなかなか答えの出ない問いかけがいつまでも心に残る、とんでもない映画でした。
Gbmedreamlre
Gbmedreamlre
お嬢ちゃんと言う名の一見ひ弱そうにみえる実は恐ろしい悪魔に魅入られた兄弟のお話。

この悪魔は中々の強か者で、過去にも似たようなことをやってのけていて、この先も何かを仕掛けてきそうな気配がします。
Ueltsceusstfsc
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東京国際映画祭にて。
今年のヴェネツィア国際映画祭、銀獅子賞受賞作。
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」を直訳すると「犬の力」なんだけれども、旧約聖書に収められた詩篇から取られているそうだ。
ベネディクト・カンバーバッチの兄とジェシー・プレモンスの弟。基本はイケてる兄と地味な弟という構図である。兄フィルはなんでもできるが、できない(と判断する)人間に嫌悪感や侮蔑を隠さない、高圧的ないけすかない野郎として登場し、対する弟ジョージは気弱で地味(そして恐らく頭もあまりよくない)。ところがこの兄弟、ひとつベッドで眠るのである。極めて近しい距離感。兄が弟を探す様は、ある種の依存にも見える。
この兄弟は複雑な兄と単純な弟という見方もでき、その弟が複雑な未亡人ローズと結婚することで兄弟の間に軋轢が、というか兄の猜疑心が静かに爆発するのである。小説の解説によればそれこそが「犬の力」であるそうだ。
そういえばキルスティン・ダンストは現実でもジェシー・プレモンスと夫婦なんだよな..,。
閑話休題。
さて物語はここから兄弟の葛藤になるかと思いきや、ローズvsフィルの心理的圧の闘いとなる。
この物語でいちばん動きが読みにくい人物がキルスティン・ダンストのローズ。わかりやすいように見えながらその奥底が謎、恐らくいちばん複雑怪奇なものを抱えている。登場時と後半で全然印象が変わる人物でもある。
そして後半はフィルと、ローズの息子ピーターとの複雑な関係性の物語になる。
中性的で「お嬢さん」と嘲られるピーターとあるきっかけで近づくフィル、そして大団円…とは勿論ならない。
後半は前半に緻密に配置された意味ありげな伏線を、極めて曖昧な形で解いていく展開。そして名前しか出てこないくせに呪縛のような存在感を放つ「ブロンコ・ヘンリー」。登場人物全てが抱える抑圧と支配。そして「障害物」。
原作を読めていないからわからないのだが(8月に角川文庫から出た。映画化に合わせたのだろう)、この結末の意味を考えたとき、救いなのか、怨嗟なのか、愛なのか、ものすごく色々と考えてしまう。
ジェーン・カンピオン監督は物語の背景を説明的に描写しないまま断片で示していて、極めて映画的ながら読み解きを難解にしている。だからこそ何回も、色々なシーンの意味を思い返して考えてしまうのだ。ものすごく余白に満ちた物語で、それぞれの捉え方がその人物を表してしまうような。試されている気がした。
正直ベネディクト・カンバーバッチにあまり興味を持っていなかったのだが、本作では極めて複雑な男を見事に演じのけていたと思う。原作だと「快活で賢い」という描写らしいが、一貫して影のある表現だった。ピーター役のコディ・スミット=マクフィーの表情の読めなさも素晴らしかった。
Epehisanhc
Epehisanhc
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むかし、どのように出会ったのかは忘れてしまったけれども南の島で出会った彼が、わがままなあたしと付き合ってくれて、しかも彼はその当時ではリーズナブルというよりもチープな宿泊施設だったYMCAの引き出しから20ドル札とともにタバーンへ... 思い出してしまう。
走り書きのように意味不明かも知れないけれどこの映画の雰囲気が設定がアメリカなのに何故かその雰囲気は...

さすがケチ臭いニュージーランド人が作った映画

お酒を出さないから儲からないなんて水商売の意味をはき違え、しかもBYOなんてものがある国もあることを知ると寝言のように聞こえる。
日本の方ではこの映画の雰囲気は理解はついていけないかもしれない。
それは田舎者をあざける時代を真似るだけの世界の田舎者である東京人のように...
Oeulvelyssg
Oeulvelyssg
台詞の一つ一つ、映像の一つ一つが磨かれていた。美しい珠のようでそれが繋がってある所から、え!とねじれる、ロープみたいに。

ホモソーシャルの世界でミソジニーで、そんな中でフィルは弟の所在をしょっちゅう尋ねて気にしている。他者から隔絶しつつ他者に依存しつつ孤独な人間関係。一番強いのは・・・。

ウサギ、ロープなどからだんだんと見えてくる。「僕には最初から犬が見えた」。これは意外で大きなターニングポイントだったと思う。

Cumberbatchの俳優魂、素晴らしい。巻きタバコ吸ってバンジョー弾いて馬に乗って、タバコと動物の匂いが染みついた臭いが漂ってきた。と思ったらイニシャル刺繍入りの布を肌に這わせて目を閉じて水の中にいる裸のフィルは追想の中。あくまで静謐で美しい。なんて複雑で難しい役柄なんだろう。

Cumberbatchの裸体美しくかっこよかった。007、行けるかも~!

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