エデンヘの道 ある解剖医の一日
プロット
ドイツ
01月01日 1900 上映
人間解剖島 ドクター・ブッチャー
プロット
イタリア・アメリカ合作
08月28日 2020 上映
落下する夕方
プロット
日本
11月07日 1998 上映
森の学校
プロット
日本
07月20日 2002 上映
恋の力学
プロット
ベネズエラ・フランス・ベルギー・スペイン合作
10月05日 1996 上映
ヨーロッパの解放
プロット
ソ連
07月11日 1970 上映
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落下の解剖学評論(20)
夫を殺した容疑で裁判になるんですが
まあ検察の言ってる事は間違って無いんですが偏見と憶測で主人公が犯人だと誘導しようとしてる場面があり得ないくらい異常なレベルでストレスがかかるので 途中で大声で叫びたくなるレベルまでもっていかれてイライラを通り越して笑ってしまった場面が3回くらいありました!(検察側が容疑者が書いた本の通りの恐ろしい事をしてるやつだって印象を付けようとしてスティーブンキングは連続殺人鬼ですか?って反論されるシーンはマジで笑いました)
裁判の恐ろしいところなんですが夫が死んだ前日に夫婦ゲンカしていてそれが録音されているんですがケンカをした次の日に死んでるんだからあんたが殺したでしょって話になってくるんだけど 事件当日にケンカした証拠も無い上に物的証拠も無いのに殺したって検察側は言ってますが憶測だけで証拠すら無いけど怪しいし犯人でしょって偏見フィルターで見てしまうから観客にもどっちだと思うのかあなたは?って言われてるんですよね(その判断が微妙過ぎて色々考えてしまう事になるんです)
よくヤフーニュースのコメントとかで様々な名探偵がこいつが犯人だ犯人だ犯人だって憶測だけで騒いでるやつが大量に居ますがそういうやつらに対する批判でもありますね。
あとズルいと思ったのがバイセクシャルだというのを途中で言われるまで観客には知らされて無いからあの場面で
エッ!マジかよ!ってなって最初のインタビューのシーンの会話の見方がガラっと変わる事になるよなとか思ってしまいました。
あと検察側がまあまあ高圧的に弁論するのに対して弁護人と容疑者が感情を高ぶらせてってシーンが一切無くて冷静に裁判やってるのも良かったですね。
それと観ている観客が陪審員になって実際容疑者が白か黒か?という部分に参加させられるような手法なのでそこも面白ポイントだと思います。
普通お互い激論で争うみたいに思いますからね!あと真相が語られていないのと旦那のシーンがほとんど無いから観客としては有罪か無罪の判断が難しくなるように上手く脚本が作られていてそこも面白ポイントでした。
容疑者がウソをついたとか 犯人だと思われたくないから隠してたって事実と実際に犯行に及んだのかは別の話なんだけどウソつくようなやつで浮気もしてるし旦那と不仲だった部分の音声の証拠とケンカをしてた事実があるんだからお前が犯人だ!っていうのとは論点が違うんですが裁判の上では容疑者がそういう人だという事で不利にはなりますからそこを上手くついた内容でした。
まあしかしこんな詳細に至るまで異常に細かい裁判でのやり取りの脚本はどうかしているというか細部まで詰めに詰めた裁判劇でアカデミーの脚本賞は間違い無いとは思いますし緊張感を上回る過剰なストレスが延々とかかる検察側の弁護士のあの態度や話し方はマジで最高にイライラさせてくれるので自分はめちゃくちゃ最後まで楽しめました。
あとオープニングからの15分は神がかってるくらいストレスのかかる導入部分(インタビューしてる時の異常なくらいの爆音の音楽で見てる観客も会話に集中出来ないレベルだし)最高でした。
あと弁護側も無罪と思って無いとはいえ事実からの憶測や偏見無しでの客観的真実で戦ってるのも良かったですねえ。
とはいえ裁判には勝ったとはいえ実際のところの話でいうと物的証拠などは無いけど本当は殺してるかもしれないし(裁判で勝った後に泣いていたけどなんの涙なのかの真相が分からないのでかなり怪しいですよね)単純に白か黒かっていう単純な話にはしてないのも良いポイントだと思います。
あと客観的事実のみの話しかしてない弁護人が最後に憶測で旦那の最後の一年間はこうだったんじゃないかって話をする場面も良かったですねえ!
最後にダニエルが事実を知らないけど証言するって言ってるしどちらの側に味方をするのよ?って部分は面白かったし検察側を最後に完璧に論破したのはザマァ!ってなって多少はスッキリしましたよ。
延々と裁判を傍聴しているような感じ。
その割には明確な死因や判決の決定的な理由も語られず(推定無罪とか疑わしきは罰せずと言うのはわかるけど)でモヤモヤが残ってしまった。
裁判も終盤になり旦那さんが録音した音声が出て来た時や判決が出た後で、やっとこれから展開が動き出すぞと思わせてからの何も無しでストレスが溜まったままで終わってしまった。
友達の弁護士との関係もいろいろと思わせたままで何も無し。
検察官は荒川良々に似ていた。
犬は2度もアスピリンを飲んでかわいそ過ぎ。
子供の目の色少し怖かった。
数々の名誉ある賞を獲ったのはわかるが、残念ながら自分の好みからは大きく逸れていた。
ある日、息子が愛犬と散歩から戻ると父親が頭から血を流して倒れているのを発見。精神を病んだ父親の自殺か、転落事故か、夫婦喧嘩の果ての殺人か、検察は母親による殺人として起訴する。最後は息子の証言で○○と判断される。息子の介助犬の演技が抜群です。
真実を解き明かすことがメインテーマではなく、夫婦間や親子間の心の揺れ、ひいては家族のあり方を解剖することが主題に感じる。
とは言っても、裁判シーンは見応えがある。法服を着た1厘刈りの検察官、この人の舌鋒が鋭くて、被告人であるサンドラに殺意があることを参審員に印象付ける。
守る側の弁護士は、ウェーブがかかった髪にスーツを着こなしているハンサム弁護士。検察官の攻撃を冷静にかわしながら、サンドラをがっちりガード。どことなくアラン・ドロン感がある。シーソーゲームを繰り返しながら、いよいよ判決。
観た人はわかると思うけど、ダニエル役のミロくんがとんでもなく上手い。交通事故で、幼い頃に視力を失った少年の役なんだけど、耳にしたくない両親の負の部分を裁判で聞かされた時の困惑した表情のリアリティがすごいというか、守ってあげたくなる。
夫婦喧嘩の最中にサンドラが夫を責める回想シーンがあるだけど、どうしても夫側で見てしまう。サンドラの芯を食った言葉が夫のハートを直撃し、追い打ちをかける体重の乗った言葉に夫のプライドはズタボロ。ホントのことを言うのは、やめてあげて。トドメはささないで。いつぞやの自分と重なって、胃がキリキリする。
夫婦で鑑賞したら、気まずくなること間違い無しの作品でございます。