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ヒトラー 最期の12日間評論(20)
ブルーノ・ガンツがそっくりであることにまず驚く。いや、イメージのヒトラーに、似ているのだと思う。作品は、この55歳のヒトラーが56歳の誕生日を迎え、そして自殺をする数日間を追う。ナチスドイツについては、よく分からなかったが、この作品によってすこし理解が進むような気がする。脚色はもちろんあるだろうけれど、とてもよくできた映画。この独裁者のわずか最後の最後の二週間を追うわけだが、長く、暗い。それは、彼らが追い詰められているからだ。しかし、作品としては、素晴らしい出来だと思う。
ソ連のベルリン侵攻がえげつないなーというのと、すぐ自決に奔るのは日本と似ているとは思った。
ゲッペルス一家は悲惨だが、ゲッペルス自身が破滅を望んでいたのだろうな。
その狂気の犠牲になったユダヤ人やヨーロッパ諸国の人達も忘れてはいけないけど。
最後の市街戦で殆ど武器もなく、犠牲になる
国民にヒットラーは「彼らに同情はしない。彼らが私達に委ねたのだ。」と言い放つ。
命やモラルが軽んじられるのが戦争。
繰り返してはいけない。
ほんもののヒトラーは知らないけど映像など見るとこういう感じだよねという意味で演技が光ります。