モーパッサンの短篇『ポールの妻』『微笑』にヒントを得てジャン・リュック・ゴダールが脚色・台詞・監督を担当したもので、現代のフランスの若者たちは何を考え、何を語り、何を好み、そしてどう行動しているかを“十五の明白な事実”と銘うち、パリの青年男女に対するインタビューを各所に挿入し、彼らの日常的現実をシネマ・ヴェリテ形式で描いたもの。撮影はウィリー・クラント。出演は「大人は判ってくれない」のジャン・ピエール・レオー、人気歌手のシャンタル・ゴヤのほかにブリジット・バルドーと「5時から7時までのクレオ」のアントワーヌ・ブルセイユが特別出演している。
男性・女性評論(3)
「60年代の若者の内面を鋭く、鮮烈に、詩的に綴った傑作」と案内にはありました。
が、詩的に過ぎて、私にはちょっとついていけない部分が多かったかな。
女性の気まぐれなトコとか、男性のウザったさとか、あるある感は確かにあったけれど、ポカーンいうのが正直な感想です。
街の騒音、水道の音、会話する声音が物語の一部になっているのが心地よかった!◎
終いにはポールも落下したらしい!?
相変わらずのゴダール節ってか男女の青春に仕事と恋に政治、左翼、アメリカ、ベトナムと哲学ブッた会話のシーンがそれぞれに長いワンカットで。
口説いてるようなシーンが二回、モデルのインタビューに失礼な対応の男に対して落ち着いた温和な態度の女性たちの懐の広さ!?