列車の中で出会ったアメリカ人青年ジェシーとフランス人女性セリーヌ。意気投合した彼らはウィーンで途中下車し、14時間だけという約束で一緒に過ごすことにするが……。リチャード・リンクレイター監督が贈る、極上のラブ・ストーリー。ウィーンの街を歩きながら2人が交わす、時に他愛なく、時に哲学的な会話の数々が光る。2004年には、本作より9年後の彼らの姿を描いた続編「ビフォア・サンセット」、13年にはさらに9年後を描いた「ビフォア・ミッドナイト」も製作。続編にあわせて本作のDVDタイトルは「ビフォア・サンライズ
恋人までの距離(ディスタンス)」になっている。
恋人までの距離(ディスタンス)評論(20)
若きイーサン・ホークとジュリー・デルピーが、徹夜でウィーンの街をウロウロしながらおしゃべりする映画。
時間の経過とともに、どんどん惹かれあっていく二人の、微妙だけど絶妙な距離感や、甘噛み的な会話がもどかしくも甘酸っぱい。
会話劇、会話だけで90分保たせるって凄い。
何でだろうかと自分なりに考えてみたけど、
然るべき場所で然るべき会話が
されてるからなんだろうか?
たわいも無い会話だけど、意味のある会話の応酬で
聞いててだるくもないし飽きもしなかった。
そして2人の距離感に初々しさを感じて、
この映画の空気感や恋愛の仕方、好きな人との会話
全て僕は失ってしまったんだなぁと思った。
そのもう戻らない感覚と、
14時間後には別れないといけない2人の
今という時間がリンクして
とても貴重でかけがえのない体験のように思えました。
このまま別れて思い出の中で綺麗なままいる選択も
切なくて良かったけど、まぁ若い2人だからこの結末も
ありかなと思う。
特に良かったのはレコード店の試聴室での2人の視線の動きで2人の気持ちと距離感を表す演出がとても良かった。
凄く好きな作品で10年ぶり位に再鑑賞しました。既に「ビフォア・サンセット」も「ビフォア・ミッドナイト」も鑑賞してるのでふたりの未来も知ってはいますが、恋にハマらない様に微妙に距離を取ったり、でも急に狭めたりしている初々しさが何回鑑賞してもドキドキしてしまいます。特に「ring ring」とお互いを電話口の友人に見立てて思いを告白するシーンがロマンチックで大好き。アラフォーとなった今、もうこんな出会いなんてないと思いながらも若き日に帰らせてくれるそんな作品です。そしてイーサン・ホーク、美しい。
女性主人公の価値観、感覚、
生き方のスタンスにとても魅力をかんじる映画だった
この女性がどうしてイーサン・ホークが演じた彼に夢中になったかが若干謎。
どちらかというと 女の子が、恋する自分に恋してる雰囲気もあったかな?とおもう
それにしても
女性の主人公の魅力がはんぱじゃない
そして世間から自分がどうみられてるか知ってる。かわいいこともしってるしフランス人という誇りも旺盛、
日本人にはほぼいないタイプですね。
そうゆう意味でもものすごく憧れてしまう作品だった。
そしてこんな出会い、正直憧れる、、、。
だいたいのカップルが
相手をを知れば知るほど
げんなりして
愛が薄れる。
でもわたしは違う
知れば知るほど余計に愛する。
印象的な言葉だ。
電車で出逢って、ただ14時間一緒に過ごすだけなのに、その中に愛が凝縮されている♡♡♡
素敵だな〜