昭和10年代の丹波篠山を舞台に、自然の中で成長していく少年の姿を描いたドラマ。監督は「ぼくと仔犬のわんぱく事件」の西垣吉春。河合雅雄による野間児童文芸賞推薦作品賞受賞の『少年動物誌』を基に、「首なし島の花嫁」の片岡昭義と西垣監督、「いきすだま
生霊」の山口セツが共同で脚色。撮影を『大江戸レイプマン
女淫処刑人』の坂根省三が担当している。主演は、「ナイル
Nile」の三浦春馬と「ジャズ大名」の神崎愛。日本芸術文化振興会映画芸術振興事業、文部科学省特別選定、厚生労働省推薦、環境省推薦、東京都知事推薦、青少年育成国民会議推薦、日本PTA全国協議会特別推薦作品。スーパー16ミリからのブローアップ。2002年6月15日より、京都・河原町京都朝日シネマにて先行上映。
森の学校評論(20)
演じているというよりも楽しんでいるという感じがしました。篠田三郎さん演じる父が本当にすばらしく今の時代だからこそこのような子育てをしないといけないと考えさせられました。心に残るセリフもたくさんあります。田舎の四季折々の自然の美しさ、生き物の姿にふれることができるどこかなつかしい気持ちになる心温まる作品です。幅広い世代の方に観ていただきたいと思います。期間限定のこの機会に鑑賞できて本当によかったです。
景色も懐かしく綺麗で、家族全員に魅力があってずっと涙が出て素晴らしい映画でした。春馬君の自然な演技にも脱帽です。
何回でも観たいし、子供にも観せたい良質な映画です。
ストーリーが進むにつれて、
里山の四季折々の風景や、
様々な動物たちの愛しさ、
人々の暮らしぶりに引き込まれて、
とても満たされた気持ちになりました。
主役をいきいきと演じる少年時代の春馬くんの姿も、
ずっと色褪せることはないでしょう。
春馬さんをきっかけに見た映画です。先日三度めの鑑賞を終えました。
春馬さんの演技が素晴らしいのは言うまでもなく、子供たちの演技、存在感。
それを取り巻く自然や大人たちの在り方のすべてが見事に表現されています。
この映画では、きっと子供たちは演じてるというより撮影自体をとても楽しんだのでは無いかと思います。小さいときはやんちゃで負けず嫌いだったという春馬さんの素顔も投影されていると感じます。
昔は近所の大人もちゃんとよその子供でも叱ってくれて、でも優しくて。
そういう部分も表現されていて癒されます。
また、子供たちの素朴な愛称がとても可愛いのです。
マト、ミト、ハーチャン、イーチャン、彦やんetc. そうそう、昔は今よりも愛称で呼びあうことが多く、その分、人と人の心の距離も近かったのでしょうね。
この映画が好きすぎて、去年の段階でロケ地めぐりもしました。
台風のあと、お父さんとマトが話をした弁天橋のたもと、祭りのあった春日神社など。
時を超えても雄大な自然と美しい風景はかわりなく、私達を包んでくれます。
コロナが落ち着いたらひとこまずつ、照らし合わせるように現地を楽しみたいです。
春馬さん。
この映画を撮るにあたって、茨城から遠く丹波篠山まで来て心細く無かったのか心配していたのですが、父親のように慕った村木さんが一緒だったことが分かり今更ながら心が温まりました。
また、同じ年頃の子役さんがたくさん居て、きっと楽しかったよね、春馬さん。
この映画は円盤化されないと聞きました。
最初は、映画館に足を運べない人も居るのに、と残念に思っていました。
でも、今はいつでも見ることが出来るからとラックの中でホコリをかぶってほしくない作品だと強く思います。そのためには、一刻も早いコロナの終息と、全国的・定期的な上映がなされることを願ってやみません。