「気狂いピエロ」のアンナ・カリーナが主演を務め、パリの街を舞台に描いたポップでカラフルなミュージカル作品。フランス国営放送が初のカラー番組として製作したテレビ映画。新天地を求め、田舎からパリへやって来たアンナ。広告代理店の社長セルジュは、駅構内で撮影したポスターに偶然写り込んでいた彼女に一目ぼれし、あり余る資金を使ってパリ中を捜し回る。そんなセルジュの思いに気づくアンナだったが……。共演に「いとこ同士」のジャン=クロード・ブリアリ、「あの胸にもういちど」のマリアンヌ・フェイスフル。セルジュ・ゲンズブールが劇中の楽曲を手がけ、出演もしている。監督は「ガラスの墓標」のピエール・コラルニック。日本では1998年に劇場公開。2019年9月、4Kデジタルリマスター版でリバイバル上映。
アンナ(1966)評論(9)
セルジュ、いい加減気づけよ!
昔のミュージカルはこんなもんか。
これを見た広告代理店の社長(ジャン=クロード・ブリアリ)は、必死にアンナを探すのだが・・・。
テレビ用のミュージカル映画で、60年代のポップな感覚が随所に現れている。
音楽はセルジュ・ゲンズブール、アンナ・カリーナを眺める作品かな。
家に帰って前回1998年に渋谷日本初公開された際に買ったパンフを読みつつサントラを聴き返す。DVDも持っていたんだが誰かに貸したたまま行方不明。
所々で出てくる脇役のセルジュ・ゲンズブールが良い。
今晩は昨年亡くなったアンナ・カリーナをおもいながら『女は女である』をアマプラで観よう。