タクシー運転手と司法省の女性弁護士が、偶然に巨大な陰謀に触れてしまったことから危難に巻き込まれていく姿を描いたサスペンスもの。コンスピラシー・セオリーと呼ばれる巷間に流布する陰謀をモチーフに、虚実の皮膜を縫う迷宮的な感覚に誘うプロットが秀逸。監督は「暗殺者」のリチャード・ドナーで、脚本も同作を手掛けたブライアン・ヘルゲランドのオリジナル。製作は、ドナーと「暗殺者」「エクゼクティブ
デシジョン」のジョエル・シルヴァーの共同、製作総指揮は「暗殺者」のジム・ヴァン・ウィック。撮影は「ザ・ロック」のジョン・シュワルツマン、音楽は「チェンバー
凍った絆」のカーター・バーウェル、美術は「硝子の塔」のポール・シルバート、編集は「エクゼクティブ
デシジョン」のフランク・J・ユリオステとケヴィン・スティッフ。主演は「身代金」のメル・ギブソンと「ベスト・フレンズ・ウェディング」「世界中がアイ・ラヴ・ユー」のジュリア・ロバーツ。共演は「ファースト・コンタクト
STAR
TREK」のパトリック・スチュワート、「イレイザー」のキルク・コザートほか。
陰謀のセオリー評論(11)
混乱した人間関係、混沌とした社会情勢、信じていた人間や組織の裏切り。
そんな時、誰を信じるか、それは自分の生き様そのものを問うことになる。
この映画はそれを探し当てた二人の男女の物語。
CIA、FBI、NASA、司法省、その他諸々が錯綜しますが、元を辿れば、愛と信頼の物語。
メルギブソンにとことん痺れる!
あっという間に見終わりました。
仕掛けだらけのジェリーの部屋は見ていてワクワク。
ラウリー捜査官(キルク・カザート)もなかなか良いキャラ。
映画は、イマイチ説明が緩くて、ジュリア・ロバーツの役どころも、CIAとFBIの絡みもなんだか分かりにくく、???。 原作なり予習しておかないと、僕には厳しいかな。
もう少し単純なストーリでも、十分楽しめたような気がする。
司法省の女性Gメン(ジュリア・ロバーツ)に憧れていたが、優しく接してくれるものの相手にしてくれない。
そんな主人公が秘密組織に拉致され、どうも地雷を踏んだらしい。
ボーンシリーズとつながるような話で、旬のジュリア・ロバーツが可愛くて飽きない。
重度の監視妄想を患っているかのようなJerry。
たとえ危ない所を助けてもらったとしても、親しくするのは躊躇われるほど…(^^;)。
美人に一目惚れする本能までは、洗脳で取り除けませんでしたね。
白地に虹色のかかったカバーの"The Catcher in the Rye"、ウチにもあります…。勿論一冊だけ。