ジェヴォーダンの獣 ディレクターズ・カット
プロット
フランス
02月02日 上映
梟 フクロウ
プロット
韓国
02月09日 上映
一月の声に歓びを刻め
プロット
日本
02月09日 上映
コーヒーはホワイトで
プロット
日本
02月16日 上映
ザ・パイロット
プロット
ロシア
02月16日 上映
このハンバーガー、ピクルス忘れてる。
プロット
日本
02月16日 上映
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神の道化師 フランチェスコ評論(1)
13世紀に活動した聖人フランチェスコと11人の弟子たちの布教のエピソードを綴ったキリスト教映画。史実の伝記ものではないので堅苦しさはなく、ユーモラスな逸話集のオムニバス映画の趣が、自然に映画の世界に誘う。主演のナザリオ・ジェラルディの演技が素晴らしい。ジェラルディ始めその他修道士は全て、役者ではない本物のフランチェスコ会修道士の人達が演じている。その素朴な演技に吸い込まれ、実在のフランチェスコを難なく想像してしまう。そんな淡々とした流れの中で、レプラ患者に遭遇する夜のエピソードと、ジネプロと暴君ニコライのエピソード、この二つの挿話が作品に深さと厚みを加えている。
日本では、デ・シーカやヴィスコンティが有名で、比べてロッセリーニ作品は鑑賞の機会が限られていた。「無防備都市」で衝撃を受けたもののまだ数本しか観てはいないが、ロッセリーニ監督の映画には、映像の本質を見極めたカットやシーンがあり、観ていてハッとする瞬間がある。この作品では、特にレプラ患者とすれ違うカットに息を呑んだ。